祭 神:菅原道真公 伊香留我伊香志男命 説 明:案内によりますと、 「斑鳩神社は、旧法隆寺村の守り神として、丘の麓にありました が、元享四年(西暦1324年)に現在のところに遷したとい われています。地元では『天満さん』の名で親しまれています。 菅原道真公(西暦845〜903年)をまつる神社で、天慶年 中(938年以降)に、法隆寺9代管主湛照僧都(938〜9 46年)により建立されました。 また、湛照僧都管主は、菅原氏の後裔であることも関係し、こ こに建立したと伝えられています。 境内には、本殿、一殿、二殿と惣社、五所社、白山社、大将軍 社、厳島社、恵比須社の六社がまつられています。 10月中旬には、家内安全と五穀豊穣を願って、五台のふとん 太鼓が練り繰り広がられます。」 なのだそうです。 住 所:奈良県生駒郡斑鳩町 電話番号: ひとこと:どうもですね。 伊香留我伊香志男命とおっしゃるのは、斑鳩町あたりの産土神 様のようなのですが、わかりません。 「いかるがいかしお」と読むようですね。 「いかるが」は、この地名でしょうから、「いかしお」が、個人 名の可能性もあります。 ただ、状態を表すお名前の可能性もあると思うのです。 伊香とは、地名にあります。 滋賀県伊香 天の羽衣伝説は、日本各地にあるようですが、滋賀県の余呉湖 に伝わる羽衣伝説の主人公の名前は、伊香刀美(いかとみ)。 この説話では、天女伊香刀美の妻となり、意美志留・那志登美 伊是理姫・奈是理姫という4人の子供を生んだとなっています。 そして、この4人が、伊香連の祖なのだ、と。 近江国風土記逸文に載っているお話です。 さて、ここで、余呉湖に伝わる天女伝説のもう1つのヴァリエ ーションを紹介しましょう。 これはですね。竹生島へ向かう船の中で流れていたアナウンス にあったお話なので、原典はわかりません。 ただ、ここを見ると、出典は、「桐畠太夫縁起」なようです。 簡単に説明すると、やはり、天女を妻にした桐畑太夫という男 がいて、その二人の子供が後の菅原道真公だった、というわけ なんです。ね?びっくりでしょ? なんでも、天女である母親に、置き去りにされた、たった3歳 の道真の鳴き声に、経文の響きがあったのだとか。 読経の声、思い出してくださいね。 あんな泣き方する3歳児・・・。なるほど。ただもんじゃない。 しかし、そんなことを考えると、この神社の祭神・菅原道真公 と伊香留我伊香志男命の顔合わせ。 単なる偶然ではないかも知れません。 少なくとも、遠縁・・・くらいの関係かも知れませんね。