祭 神:速玉男神 説 明:境内案内板を転載します。 「当神社は、古くから『福知の文珠さん』と親しまれています。 御祭神は、早玉大明神(早玉之男神)で、本地垂迹の思想にもとづき、本地仏 である文殊菩薩を勧請して、元禄十年(1697)ご遷座再建を重ね、村内各社を 合祀して、今日に至っています。 当神社の由緒にあ、『天六年間(約1030年前)福知村に、白痴の者数多くあり たるをもって、これに智恵を授くるに著しき霊験ある神ありと聞き、その御神 霊を迎え来りて、大いに信仰せる。白痴よく智能発せり』と記録されています。 文殊菩薩は釈迦如来に仕え、『智恵の文珠』として広く信仰を集めています。 当社は、学業工場、智恵増幅、福徳円満に霊能あらたかで、天正八年、豊臣秀 吉勢が、長水城を攻め、但馬竹田城平定に向かう際、この地を通過して、戦運 を祈ったと伝え、彼が用いたと伝えられる食椀が、大徳寺に保管されておりま す。 昭和六十年三月 早玉神社」 住 所:兵庫県宍粟市一宮町福知269 電話番号: ひとこと:看板が古くて、下部2〜3文字が見えないので、意味が通るように補足していま す。 少々字は違うかもしれません。 それにしても、「白痴が多いので智恵の仏を勧請した」という由緒はユニーク な気がします。 神仏習合の時代のお話ですが、興味深いので記録として。