祭 神:武甕槌大神 大山咋神 猿田彦神 木花開耶姫 菅原道真公 説 明:神社のサイトを参照ください。 承安年間、真壁城主初代長幹の一族桜井太郎良幹が、鹿島神宮の祭 神武甕槌命の分霊を勘請したのが創建の由来だとされています。 住 所:茨城県真壁郡真壁町山尾芳ヶ谷499 電話番号:0296−55−1487 ひとこと:駒瀧の由来は、八溝山系の南端、権現山と中道山の山懐に一条の瀧 があり、ここに、農耕の民が豊穣を祈って祠を建てたのが始まりで あるそうです。 時は、長和三年(西暦1014年)、三条天皇の御世だそうです。 そして、時下って、仁安三年(西暦1168年)この滝壺に葦毛の 馬がたびたび現れるようになったため、この瀧を、駒ケ瀧と呼んだ とか。 滝壺と馬か・・・。 雨乞いのセットですねぇ。 でも、「豊穣を祈って」なんですね。 さて、ロシアの妖怪に、「ヴォジャノイ」がいます。 水棲の妖怪で、名前には、「水のもの」という意味があるのだそう ですが、この妖怪、馬に執着するんです。 この妖怪の姿は、毛むくじゃらだとか、手は蛙のようだとか、一定 のイメージはないのですが、なんとなく河童を思い浮かべますよね。 ただ、河童が水に引き込むのは人間だけなのに対して、ヴォジャノ イは、馬も水に引き込みます。 これは、昔、漁師が、ヴォジャノイに、捧げ物をして、大漁を祈っ た名残だとか。 捧げ物として最高の品は馬なんだそうです。 日本では雨を願うための馬が、ロシアでは大漁を願うためだ、とい う違いはありますが、水の神様と馬という関連はなんとなく見逃せ ない気がします。 だって、馬は水に棲む生き物じゃないですものね? また、ギリシャ神話では、馬を作ったのは、海神・ポセイドンであ る、としています。 デメテルに愛のしるしとして、馬を創り上げたのだと言うのですね。 なかなかロマンティック。 しかし、ポセイドンへの供え物としても、馬は人気だったとか。 なぜ、水の神様が馬を欲しがるのか? 乗り物としてなら、大きな魚はいるのに。 どうも、水の神が馬を好むのではなく、馬が水に属するのかもしれ ません。 というのは、ケルトの妖精(妖怪?)に、アッハ・イシュキという 馬の化け物(やっぱ化け物かい)がいるのです。 これは、美しい馬の姿なのだけれど、巧みに背に人間を乗せ、その まま水の底へ沈め、食べちゃうという恐ろしい妖怪です。 こうやって見てみると、水と馬の関係は、世界中にあるのかも? 思うに、馬のたてがみが原因かも。 魚の背びれと馬のたてがみ。 なんとなく、似ていますもんね。 ちなみに、アッハ・イシュキの「イシュキ」は「ウィスキー」と語 源が一緒で、「水」という意味のゲール語なんだそうですよ。