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小汐井神社

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  祭  神:女体大明神(田心姫命)
  説  明:神社創建は、清和天皇の御代、貞観五年(西暦863年)小
       汐井村の産土神として建立されたのだそうです。

       近郷の延喜式内社である「小槻神社」と深い関係に、あると
       言われ、小汐井神社の神宝・瓶子(黒漆塗に朱鶴)を両社に
       て1つずつわかち持って、古い昔の関係の証にしたといわれ
       ているのだそうです。

       中山道第一の宮として旅人からも厚い信仰を受けてきた神社
       です。

       また本殿東側の行けを古来、小汐井(潮斎)池と呼び、当神
       社の創建当時本殿があったところであると言われており、磐
       境が現存します。
      「おしおい」とは、古代、人が神を祭祀するにあたり、まず、
       海中に入り、海潮により潔斎し、その後神事に臨んだことを
       指して言う言葉で、後に転じて「清め」を意味するようにな
       ったのだそうです。

       また、境内にある陰陽(めおと)木は、モチの木と椋の木と
       言う、別科目の木が根元を一つにしたものです。
       古来、この陰陽木に願いをかければ、縁が結ばれ、夫婦和合
       し、円満になると伝えられているのだそうです。

       田心姫は、素盞鳴尊が天照大神と誓約した時に生まれた神様
       で、水がたぎっている様子を表した神様であると言われてい
       ます。
  住  所:滋賀県草津市大路2丁目2−33
  電話番号:077−562−0222
  ひとこと:朝早かったせいでしょうか、清らかで静かな神社であるとい
       う印象を受けました。

       水の神様をお祀りしているからかも知れません。

       しかし、この神社は、「祟り」が多いんですよ〜。失礼なこ
       と、絶対しちゃ、ダメですよ。

       例えば、小汐井池の清水は絶えず湧き出でていたので、村人
       全員が大事にしていたのに、一人の村人が一人占めしようと、
       自分の池に水を引く工事をしたところ、一家全員亡くなって
       しまった・・・とか。

       村人が境内に麻を作ったところ、祟りを受け(何故かな?)
       境内の栴檀の木で器を作ったところ農作業が進まず、歩く時
       には必ず障害が起こった・・・とか。(一部意味不明)

       祭礼の時、ある人が、失礼な振る舞いをしたところ、風が俄
       かに吹き始め、本殿の扉が開き、中から大きな鱶が飛び出し、
       その人の頭に食い付いた・・・とか。

       なんていうか、同じ神様の仕業とは思えないですね。

       近年まで大祭の時には、鱶の肉をお供えしていたということ
       で、なぜ、琵琶湖の側で鱶?という疑問は解けますが、想像
       してみると、なんだかほのぼのします。

       よいですか?

       今日はお祭です。太郎くんと二郎くんは、朝から大はしゃぎ。
       だって、初めてお祭に連れていってもらうんですもん。
       ところが、電気がない時代のお祭は、暗いし、夜店もそんな
       にたくさん出るわけでもないし、(いや、そもそも夜店が出
       るのだろうか?)ちょっと遊んだだけで、「さぁさ、あとは
       お兄さんお姉さん達の求愛の時間だから、帰りましょうね」
       と連れて帰られてしまいました。

       太郎くんはむくれました。境内の狛犬の頭にかじりついて、
      「僕絶対帰らないからね〜〜!」と騒いで泣き喚きました。
      「こら、神様の前でそんな子供じみた真似するんじゃありませ
       ん。狛犬さんも、かじりつかれたら、痛いでしょ?」
      「やだ、やだ〜〜〜〜〜!!」

       すると、その時、一陣の風が・・・。
       バターン!
       がぶ〜〜〜っ!

       何が起きたのでしょう?太郎くんがきょとんとしていると、
       頭上から声がしました。

      「どうだ、痛いかふがふが。狛犬さんも同じくらい痛いんだぞ
       ぉふがふが(ふがふが言っているのは、太郎くんの頭を噛ん
       でいるからです)」

       大きな、大きな牙のある魚が太郎くんの頭をかじっているの
       でした。

      「ごめんなさい。もうしません」太郎くんは素直にあやまり、
       神様のお使いの魚さんも許してくれました。

       あぁ、ほのぼの。

       それに比べて、水をひいたくらいで、なんの前触れもなく、
       一家全員皆殺しってのは、殺伐としていますね。

       せめてその水から、鱶がでてきて、その村人の頭にかじりつ
       いた・・・とか、その村人の急所にかじりついた・・・とか。

       もう少し、お手柔らかにしていただきたいですね。

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