祭 神:大己貴命 少彦名 天武天皇 説 明:案内板によると、 「天武天皇がまだ大海人皇子といわれていたころ、天智天皇の近江の 都を去って吉野に身を隠しましたが、あるとき天皇の子、大友皇子 の兵に攻められ、かたわらの大きな桜の木に身をひそめて、危うく 難を逃れたという伝説があります。 のち大海人皇子は勝利を得て(壬申の乱・西暦672年)明日香の 浄見原に都を定めて、天武天皇となられたのです。 このあと吉野の宮(宮滝)に行幸されると、篤くこの宮を敬われ、 天皇なきあとは、ゆかり深い桜木神社へお祀りしたと伝えられてい ます」 とあります。 住 所:奈良県吉野郡吉野町喜佐谷 電話番号: ひとこと:吉野は、南朝に絡んで、源義経・静御前の悲恋物語に絡んで、そし て大海人皇子に絡んで、たくさんの伝説が息づいている場所です。 この神社は、医薬の神・少彦名命と、国造りの神&縁結びの神・大 己貴命ペアをお祀りされてきた古社のようです。 この二柱の神は、言わずと知れた、出雲の国造りの神様なのですが、 一緒に国を造っただけではなく、それ以外にも非常に仲のよい親友 だったようです。 有名なのは、「伊予風土記」。 大国主命が病に伏したとき、大分の速見湯を持ってきて湯浴みさせ ると、やがて回復した。これが伊予温郡の温泉(現在の道後温泉) なのだ・・・というお話です。 そんな訳で、この二神は、いろんなお祀りのされ方をしています。 少彦名命=医薬の神様・智恵の神様・子授けの神様 大己貴命=縁結びの神様・長命の神様 二人合わせれば、出来ないことはないのです。 さて、少彦名命&大己貴命ペアでは、どんな風に祀られているでし ょうか。 「国造りの神様」納得ですね。 そして、もう一つ、ある場所でよく、二神が仲良くお祀りされてい るんです。それは・・・。 そう、「温泉」。 温泉の神様とされているんですね(^O^) 医薬の神様少彦名命と、縁結びの神様大己貴命が守護してくださる 温泉なら、健康にもなるし、美人にもなりそうです。 桜木神社は、名前の通り、桜の美しい神社です。 が、秋は、紅葉も美しく、少し足を延ばすと、天川や、洞川温泉が あります。 是非、目の保養をした後は、温泉に浸かり、健康&美人になってき てください。