祭 神:素戔嗚尊 奥津嶋姫命 瑞津嶋姫命 市杵島姫命 大己貴神 下照姫命 八大竜王 別雷神 大山祇神 説 明:頭から六柱の神様が、出雲を出自とすると考えられる神様。 別雷神は、鴨族(出雲を出自とされているのか?)の玉依姫と、火 雷神の息子・・・と、出雲系のいろ濃い神社です。 住 所:大阪府河内長野市高向291 電話番号: ひとこと:下照姫は、有名な女神なのですが、イマイチ存在感が薄い女神です。 夫・天稚彦の葬儀に現れた、兄・阿治須岐詫彦根命の身元を歌で教え た・・・なんていうなんともいいのか悪いのかわからない登場です。 しかし、この天稚彦の葬儀の様子は「古事記」によると少し面白いの で、転載しましょう。 「下照姫の泣き声が風に乗って天に届いたため、天にいた天若日子の父 の天津国玉神、また天若日子のもとの妻子たちが聞いて、降りてきて 嘆き悲しんで、そこに葬式の家を作って、河雁を死人の食物を持つ役 とし、鷺を箒を持つ役とし、翡翠を御料理人とし、雀を臼を搗く女と し、雉を泣く役の女として、かように定めて八日八夜というもの歌い 舞いして遊びました。」 この後、阿治須岐詫彦根命が弔問にやってくるのですが、この葬儀は、 鳥たちがいろんな役割を担っていることがわかります。 さて、「マザーグース」をご存知でしょうか? アメリカで編纂された、童謡集だといわれています。 その中に、「だれがこまどり殺したの?」という、かなり有名な童謡 が修められています。 「だれが こまどり ころしたの? わたし とすずめがいいました。 わたしのゆみやで わたしがころした」 と続いて、3番から 「だれがその血をうけたのか? わたし とさかながいいました。 ちいさなおさらで わたしがうけた。 だれがきょうかたびらを つくるのさ? わたし とかぶとむしがいいました。 はりといとで わたしがつくる。 だれがおはかを ほるだろう? わたし とふくろうがいいました。 すきとシャベルで わたしがほろう。 だれがぼくしに なるのかね? わたし とからすがいいました。 せいしょをもってる わたしがなろう」 なんてように続きます。 とても似ていると思いませんか?