祭 神:阿遅金且高日子根神(迦毛大神) 草薙御神剣御神霊(八剣大神) 説 明:阿遅金且高日子根神は、本地に降臨し、土地を開き、耕運の業 を授けてくださった神様で、「摂津河内の国造神」として祀ら れているのだそうです。 また、天智天皇7年11月のこと、新羅の僧が、熱田の宮に鎮 まっていた「草薙の剣」を盗み出したところが、本国に逃げ帰 る途中、難波の津で大嵐に遭ったため、「神罰なり」と、剣を 川中に放り出して逃げたのだそうです。だから、この地を、 「放出(はなてん)」と言うのだとか。この後、草薙の剣は、一 旦、この阿遅速雄神社にとどまったのち、熱田神宮に返還され たのだそうですが、御霊は、永遠にとどまられたということで す。 住 所:大阪市鶴見区放出東3丁目31−18 電話番号:06−6962−0378 ひとこと:剣を盗み出して神罰があたって、嵐に遭うまではいいんですが、 肝腎の剣を捨てたことには神罰があたらなかったんでしょうか。 とりあえず、置いて帰ればよいというのなら、まるで、「置い てけ堀」・・・。 「放出」と言えば、大阪の難読地名の中でも、難読度がかなり高 いのではないでしょうか。 「新羅の僧、剣をはなてん」だったんですね。 つまり、むちゃくちゃ歴史がある地名ということです。 その長い歴史の間、音の訛りはなかったんでしょうかね? わたくし思うのですが、大阪の人間(つまり某中古車センター のCM放映域)に、「ハナテン」と書いてもらったら、かなり の率で、「8710」と書くのではないかと・・・。 ここらへん、あまりにも地元ネタなんで、もうやめときましょ う・・・。