祭 神:天穂日命 説 明:天穂日命は、天照大神の皇子神で、天照大神のご命令により、 出雲国に降り、国土発展と経営に努力された神であると記され ています。 また、この神社は、神功皇后三韓出征の帰途、巡拝された一社 でもあり、厄除け・天下泰平・五穀豊穣のご神徳が高い神社だ そうで、古来より、平野一帯の氏神として祀られているのだそ うです。 住 所:兵庫県神戸市兵庫区五宮町22−10 電話番号:078−361−3450(祇園神社) ひとこと:神戸には、一宮から八宮までがありまして、この神社が5番目 即ち、五宮なんです。 これらの宮は、生田神社のご祭神の裔神を各々祭祀しているの だそうですが、なんのことはない、天照大神と、素盞鳴尊の誓 約時に生まれた五王子と三姫神がそれぞれ祭祀されています。 では、生田神社のご祭神とはどなたなのでしょうか? 天照大神?素盞鳴尊? それが、稚日女神なのです。 稚日女神は、天照大神の妹=丹生津姫であるという説もあり、 また、素盞鳴尊の乱暴により、機のつむで陰部に怪我を負い、 亡くなった織女の名前でもあります。 が、生田神社の説明によりますと、稚(わか)く瑞々しい日の 女神様であり、天照皇大神の御幼名とも伝えられている・・・ となっています。 丹生津姫を、稚日女と呼ぶとき、姉たる天照大神は、大日女と 呼びます。 つまり、長女だから、「大」。次女は、「稚」なのでしょうか? としたら、天照大神が、幼時「稚日女」と呼ばれていたとして もなんの不思議もありませんね。 また、この神社らは、神功皇后の縁の深い神社です。 神功皇后の三韓征伐にあたっては、同じ女王仲間のよしみでし ょうか、天照大神の大きなお力添えが始終ついてまわりますか ら、この8つの宮と生田神社は、天照大神とその裔神を祭祀す る神社なのでしょう。 固有名詞と古の一般名詞とは、区別しづらく、ややこしい!!