祭 神:天照皇大神 大山咋命 大己貴命 説 明:創建年代は詳かではないが、境内に現存している古い灯篭に、 「延宝八年寅申歳九月十一日三郎兵衛信時奉寄進」と記されて いるそうです。 天照皇大神を奉祀し創設されたのが始まりで、その後、日吉 神社の分霊を勧請し、「山王権現」と称し、現在は、「比枝 神社」と呼ばれているそうです。 住 所:大阪市鶴見区今津中5丁目 電話番号: ひとこと:社名を「比枝神社」としたのは、明治二年のことなのだそう で、それまでは「山王権現」と呼ばれていたのだそうです。 それじゃ、日吉の神様を勧請するまではなんと呼ばれていた のでしょう? 「神様の社」かな?とのことでした。 村の鎮守の神様の祠に名前は必要なかったのでしょうね。 神様がおられる大事なところ。 神聖で俗から切り離されたところ。 特に、そこに固有名詞は必要ではなかったのでしょう。 宮司さんのお話では、「比枝神社」「日吉神社」を名乗る、 神社は、もともと社名のなかった神社が多いとのことでした。 現代の私達は、どこにどれだけの神社があるかを知ってしま っているので、各々を呼ぶための名前が必要ですが、村に一 つの「神の座」があった時代には、そんなものは必要ではな く、その分、大事に思う気持ちも強かったのかも知れません。