祭 神:天御中主神 天水分神 罔象女神 国水分神 瀬織津媛神 説 明:建水分神社の神様を勧請してこられたそうです。 秋祭りには、山車も出るそうです。 「子授け」の霊験で有名な神社なのだそうです。 住 所:大阪府富田林市西板持町8−7 電話番号: ひとこと:子宝の神様と言えば、少彦名命が有名かも知れませんね。 が、この神社の神様群の中で、子授けと言えば・・・。 やはり、天御中主神ということになるのでしょうか。 天御中主神というのは、ある意味、不思議な神様です。 なんと言っても、始めに生じた神様なのです。 宇宙の根源であり、高天原の主催者でもあります。 ってことは、あらゆる神々を創造したのはこの神様であ るということになります(そういうところから子授けの 霊験が信仰されているのでしょうか)。 イザナギ・イザナミの国生みもこの神様の命令でなされ ています。 なのに・・・・・。 日本神話における、最高神は、どの神様ですか? 天照大神・・・ですよね。 これって、例えばキリスト教で言えば、エホバが創造し た人間(アダムとイブかな?)の子供が最高神とされて いるということになるわけです。 天御中主神が、エホバのように、嫉妬する神だったら、 日本は、ソドムとゴモラのように、火の柱が振りまくっ てるでしょうねぇ・・・。 しかし、天御中主神は静かです。 なんの文句もおっしゃらず、ただ、高天原を主催してお られるわけで、大人(神)物さを伺えます。 また、この神様は、「妙見信仰」ともつながりがありま す。というより、妙見信仰が日本に入ってきたときに、 妙見菩薩と天御中主神を同一視したのでしょう。 妙見菩薩といえば、北極星。この星を中心に宇宙が回転 する。 まさしく、「天」の「御中」なのです。 なんて・・・。実は、道教の北極星に対する信仰が、日 本に輸入されてきてから、日本神道に、「天御中主神」 が創造された・・・っていう説が有力なんですけどね。