祭 神:饒速日命 太玉命 素盞鳴尊 説 明:祭神が、饒速日命ではなく、「劔刀石床別命」ともされていま す。 詳しいことはわかりませんが、ご神体は、巨石で、そこから、 磐舟に乗って降臨したという饒速日命と繋がったのかも知れま せん。また、饒速日命の十種の神宝のうちのひとつ・剣を示す 祭神名なのかも知れません。 住 所:奈良県生駒郡平群町木塚字井戸ノ上 電話番号: ひとこと:境内に消渇神社があります。 この神社には、一風変わった祈祷方法があり、泥団子を12個 作り、これを供えて祈願し、願いが叶えば、米の団子を12個 供えるというのです。 江戸時代の色街について読んでいると、東京上野は谷中の「笠 森稲荷」のお話が出てきます。「笠森」は「瘡」「守」に通じ まして、「瘡」=梅毒の治癒祈願で有名な稲荷さんなんです。 この神社の祈願方法というのが、鳥居前の茶屋で買った土団子 を奉納するというもので、 「からだ中掻き掻き値切る土団子」なんて江戸川柳があったりし ます。 この消渇神社ももともとは「渇」=「瘡」が消えるということ からでしょうか。性病治癒祈願に効果があるといわれたとか。 「土団子」にどういう意味があるのでしょうか? 石床神社のご神体も女陰信仰の現れだと思います。 自分の生まれ出る場処。どうぞ厳かに祈祷してください。