祭 神:磐長姫大神 説 明:磐長姫は、此花開耶姫のお姉さんです。 瓊瓊岐命が、此花開耶姫に一目惚れし、求婚した際、姫の父親 (大山津見命)は、お姉さんの、磐長姫も一緒に輿入れさせま した。 が、とっても美しくなかったので(控えめな表現)、お姉さん だけ、親元に返されてしまいます。怒った大山津見命は、「あ なたの子孫は、此花開耶姫のように美しいが、磐長姫の長命を 受け継ぐことはできない」と言ったんだそうです。 住 所:兵庫県尼崎市武庫之荘西 電話番号: ひとこと:子供のころ、これを読んだ話は、「人間の寿命が100年もな いのは、このオトコのせいか!!」と思うだけだったのですが、 今考えると、此花開耶姫が美しく、磐長姫が美しくないっての は、一重にこの、瓊瓊岐命の好みだけなんですよね。 好みってのはそれぞれですからねぇ。あばたもえくぼって言う し、うちの旦那なんか、ワタクシみたいな美女を捕まえて、 「並」なんて評価するし。(大体、人並みって言ったらまぁ、聞 こえはいいけど、お寿司で並って言ったら、一番ランク下なん ですからねっ!!) 瓊瓊岐命が、もし、目が点みたいに小さくて、鼻筋が通らずに あぐらかいてて、眉毛ぼーぼーで、口が大きくいつも開いてる 人が好きっ!!っていう趣味だったら、どうするんでしょう。 そんな好みのために、後々まで「美しくない」っていうレッテ ルを貼られた、磐長姫の行き場のない怒りはどこへぶつけたら いいんでしょう!!くぅ、悔しいったら!! あ、私憤がちょっと混ざってしまいました。 ただ、このお話は、女が実家に返される=巫女が神性を失って、 還俗するという意味が含まれているっていう説もあるというこ とも付け加えておきたいと思います。