祭 神:天照大御神 住吉大神 天児屋根大神 武甕槌大神 経津主大神 説 明:所謂春日大神は、天児屋根大神・武甕槌大神・経津主大神なんで すが、この神社では、主に、天照大神をお祀りされてます。 航海の守り神、住吉大神が次に来て入るのは、加太という場所柄、 納得行くところです。 この神社が、「春日」を名乗ったのは、戦後なのだそうで、由緒 は、天道根命が、ニ種の神宝を奉じて加太浦に上陸され、天照大 神を祀ったことに始まるのだそうです。 また、役小角が友ケ島を行場とし、この神社を勧請して守護神と された、とあります。 現在でも、毎年四月に、聖護院門跡が大勢の山伏僧と共に参拝さ れているんだそうです。 住 所:和歌山市加太1343 電話番号:0734−59−0368 ひとこと:この神社の大祭を「ゑびまつり」と呼ぶんだそうです。 当地では、伊勢海老が多く獲れたからなんですって。 が、現在は、海老ではなく柏餅をお供えしているとのこと、古来 の「ゑびまつり」に参加したかった・・・!! また、この社殿は、国宝なんですが、村の古老の話しでは、以前 より、「左甚五郎の作だから」とて、どの角でもよいから担ぐと 肩の凝りが治り、無病息災になると言い伝えられているんだそう です。 左甚五郎さんって、日光東照宮の眠り猫などのほか、いろんな逸 話(はっ!落語の中だけなのか?)のある方ですが、和歌山にも 左甚五郎作のお社があるんですね。びっくり。 それから、これは、私見です。 役小角といえば、葛城山を中心とした山で修験道を開いた今で言 えば、超能力者ですよね。葛城氏が、天照大神をお祀りするもの でしょうか???葛城氏は、出雲側(太古に大和朝廷と争ったん じゃないのかな)の神様を多くお祀りしている、出雲系の氏族で はないのでしょうか? としたら、この神社のもともとの祭神は、天照大神ではなかった のかも知れません。