祭 神:天御中主尊 天照大神 武甕槌命 経津主命 天児屋根命 比羊大神 説 明:天御中主尊は、一番始めに出現した神様で、全ての神様の祖先だと 言えます。 武甕槌命は、崇神天皇の御代、疫病が流行した折に、天皇が、 神紙を祀った神様としても知られています。 栞によりますと、 「古傳には神武天皇の御子・神八井耳命のかくし廟所といわれ、仁徳天 皇の御代に端垣を建立し祭起されたという。 現在の御祭神は称徳天皇神護景雲二年に祭祀され、平安時代初期の延 喜式神名帳に載る式内古社である。 中世より北條天神域は天王と称しました。 『神名帳考証』には稲霊を祭るとあり、主たる御祭神・天御中主大神を 祭祀するお社は畿内にも少なく御神徳は極めて高い。 明治五年村社に列し柏原地区(旧柏原村市村新田)北條地区囃子地区 の産土神である。 かって境内地は五千坪を揄し、梅の名所として『河内鑑名所記』に俳 句が残されている。 また、建徳三年寄進の石燈篭一基を蔵す。 昭和四十四年十月御分霊を柏原市今町塩殿神社に同市上市春日神社と 共にごウしし、当社の分社として柏原黒田神社を奉斎す。」 とあります。 住 所:藤井寺市北条町1 電話番号: ひとこと:昼間は子供達が遊び、夜は、静まり返る。 昔からの神社という風情です。 お正月には、丸い注連縄が飾られて、くぐり抜けるのが 楽しいんですよ。 しかも、参拝すると、「福銭」を授与してくださいます。 1円のお賽銭で、5円の福銭。 何もしなくても、年間4円の儲けですね(^O^) なんて・・・。 この神社、実はうちから近所でもあり、うちの氏神様とも深い関係の ある神社なんです。 それは、「神八井耳命」をキーワードとします。 神八井耳命は、神武天皇の御子。しかも長子なんですよね。 ただ、自分は天皇に相応しくない・・・と、弟に皇位を譲った、心の 穏やかな皇子である・・・ということになっています。 その命の「隠し」廟ってのが気になるでしょう? なぜ、隠す必要があったんでしょうか? 確かに、祭神に「神八井耳命」は出てこないですから、「隠し」てい たという感じがします。 隠すというのは、見つかると破壊される可能性があったのでしょうか? もしくは、ものすごいお金持ちだったから、盗掘される可能性があっ たとか?? どちらにしても、日本書紀に現れる、神八井耳命の性格とは、縁遠い ように思います。 自ら、自分の天皇としての不適格を知り、身をひくような、賢明で、 穏やかな人柄とは。 実際は・・・。 何があったのか、興味深いところですね。