祭 神:牛神 説 明:この「牛神」様は、水の神様のようです。 星祭(7月7日)の水を牛にかけると、牛が丈夫になるとか。 水も牛も農業に欠かせないものですから、農業に関する、土地 神様なのでしょう。 住 所:大阪府和泉市黒鳥町4丁目 電話番号: ひとこと:牛といえば、「神様」というより、「鬼」に結びつくのではな いでしょうか? 牛鬼(うしおに・ぎゅうき)・件(くだん・牛頭の人間で、予 言をすると言われている。兵庫県に伝わる伝説の妖怪)など。 また、鬼の角は、牛の角であると言いますね。(そういや、う る星やつらのラムちゃんは、牛に噛まれて、牛の角が生えたと 大騒ぎしてたなぁ。ということは、ラムちゃんは、日本の鬼と は、違うんでしょう・・・って宇宙人か) 地獄の獄卒は、牛頭・馬頭だったりもします。 一方、菅原道真公の使い神は、牛ですね。 そう言えば、この付近は、菅公の荘園なのでした。 なんか、関係あるのかも知れません。 しかもですね。このすぐ側・岸和田市稲葉町にある菅原神社の 神主さんは、(この頃、この辺りを荒らしまくった)雷神様と 相撲をとって、負かしたというんです。んで、雷を閉じ込めた という雷石なんてものがあるんだそうですよ。(詳細は、近日 この菅原神社を訪問しますので、その時に) 雷に牛・・・そして、菅原道真公。 ごっちゃになっとるのぅ。 「卵が先か鶏が先か」になってしまいますが、菅原神社の雷石と 菅公=雷神説は、多分、間違いなく、菅公=雷神説が先でしょ う。菅原道真公が、左遷になって雷神になったことを、菅公の お膝元の人達は、かなり後になるまで知らなかったのかも知れ ません。(そりゃ、被害がなかったのなら当然か) しかし、牛神=農業の神様と牛=菅公の使い神では、もしかし たら、牛神=農業(水)の神様の方が先かも知れません。 農業の神様としての牛神が、菅公のお膝元で信仰されていたか ら、菅公の使い神が牛である・・・となった可能性はあるんじ ゃないでしょうか。 牛歩と言いますが、稲妻の素早さと、牛の歩みとは、合い入れ ないものを感じます。