祭 神:大山咋神 中津島姫命 説 明:大山咋神は、大歳神の御子神で、山の末(上部)に鎮座され、 山及び山麓一帯を支配される(大主)神であり、近江国の比叡 山を支配される神、松尾山を支配される神がおられたとしてい ます。信仰は古く、太古この一帯に澄んでいた住民が生活の守 護神として尊崇してきたものだと言われます。 また、秦氏の総氏神としても崇拝され、秦氏が酒造りの技術に 長けていたところから、「酒造り」の神様としても仰がれてい ます。 中津島姫命は、市杵島姫の別名で、素盞鳴尊の三娘神(宗像三 女神)の一人です。 大歳神は、素盞鳴尊の息子ですから、大山咋神にとっては、叔 母にあたりますね。海上守護の霊験があらたかなので、朝鮮半 島との交通の関係から、古く勧請されたのでは、と言われてい ます。 住 所:京都市西京区嵐山宮町3番地 電話番号:075−871−5016 ひとこと:京都の神社って、比較的新しい神社が多いと思っていたんです。 つまり、平安京遷都以降にできたんじゃないかな?と。 でも、それは間違いだったのですね。 京都の市街地は、確かに、平安京遷都以降のものでしょうが、 山にくると、太古からの信仰が残っているようです。 それにしても、「山」のつく神様は、「酒」に関係することが 多いのでしょうか??? 同じく山祇神も、酒造りの神様です。 山にはきれいな水が流れてるってことでしょうか。 確かに、きれいな水の流れている場所に信仰の地・神社を据え ることが多かったでしょう。きれいな水があれば、お酒造りも 盛んになるんでしょう。お神酒なんてのもありますから。 現に神社訪問の帰りにおいしそうな地酒を見つけることは、ま まあります。 ならば、「海」ってつく神様も、「大」がつく神様もぜ〜〜ん ぶ、お酒に関係ありそうなのに、そうならないところが、謎で すね。山と酒。