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葛木御歳神社

mitoshi




  祭  神:御歳神 大年神 高照姫命
  説  明:高鴨神社・下鴨(鴨都波)神社に対して、「中鴨神社」とも呼
       ばれる由緒正しい神社です。

       古事記によると、御歳神は大歳神と香用比売命の御子神です。
       大歳神は素盞鳴尊の御子で別名を宇迦之御魂神ともおっしゃる
       ようで、共に、穀物神であろうといわれています。

       が、高照姫はどういう神様なのでしょうか?
       旧事本紀によりますと、坐辺都宮・高降姫神と大穴持命の娘。
       事代主命の同母妹です。

       大歳神から見ると、姪っこになるわけですが、一緒に祀られて
       いるのは少し不思議な気もします。

       また下鴨神社に祭祀されているのは、事代主命と、その異母妹
       の下照姫。姫の鎮座地が、不思議ですね?
  住  所:奈良県御所市東持田字御歳山
  電話番号:
  ひとこと:さて、この神社は古くから、神官を置かれていなかったのだそ
       うです。そして、貞観八年(西暦866年)始めて神主を置い
       たところ、神が祟った・・・と。

       しかし、現在では、神職さんが常駐、熱心に神祭りをされてい
       ます。
       御歳の神様もお喜びだと思います(#^.^#)

       さて、御歳神といえば、古語拾遺にでてくるお話が有名です。

      「神代、大地主神が田を営もうとされた時、農夫に牛の肉を食べ
       させた。
       その事に怒った御歳神は田に害虫を放った。
       大地主神は、白猪・白馬・白鶏を献上して怒りを解いていただ
       こうとした。
       すると、御歳神は
      『麻柄で糸巻きを作り、麻の葉で虫を掃い、天押草で虫を押し、
       烏扇で虫をあおぎなさい。それでも出て行かなければ、牛肉を
       溝の口に置き、男茎形を作ってこれに加え、ツスダマ・キハジ
       カミ・クルミの葉と塩を畔に置きなさい』
       とお教えになり、
       大地主神がその通りにすると田は栄えた」
 
       というお話です。

       このお話のポイントは、
       1.神様より先においしいもの食べちゃダメ
       2.謝るときは白い動物で
       3.麻は魔除けになるみたい
       4.男根も魔除けになるのかな?
       5.葉っぱもいいけど、お塩もね
       でしょうか?

       しかし、塩が魔除けになる、という考え方は、世界中に見られ
       るのではないでしょうか?
       日本の盛り塩の習慣。キリスト教の「聖水」にもお塩を使うこ
       とがあるようです。

       理由は、
      「悪霊は湿気を好むので、水分を吸収する塩が魔除けになる」
       というような科学的(?)なものもあれば、
      「血は塩っぱい」
       というような呪術的(?)なものまでいろんな説明がなされて
       います。

       実際、塩は殺菌作用がありますね。
       そんなことも理由の一つなんでしょう。

       スーパーで一袋100円程度で買える超魔除けグッズ。
       塩はお薦めです。

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