祭 神:天御中主神 天水分神 罔象女神 国水分神 瀬織津媛神 説 明:天御中主神は、一番始めに出現した神様ですね。水分神社であり ながら、天水分神・国水分神を差し置いて、主祭神として、天御 中主神が来るというのは、非常〜に、珍しいんだそうです。 罔象女神は、伊邪那美命が、迦具土神を生んだ時に、女陰に火傷 を負い、苦しまれた時に、女神の尿から生まれた神様で、水が走 る・・・という意味です。 また、瀬織津媛神は、急流の神様で、罪を急流で流してくださる、 祓戸の神様です。 住 所:大阪府南河内郡千早赤坂村水分357 電話番号:0721−72−0534 ひとこと:たまたま、社殿を清めてらっしゃる方に、「神社の方ですよね?」 とお声をかけたら、この社家の次男さんでした。 観光客にも説明されてるらしく、非常に話題が豊富で、「神社を 愛してるお方〜〜〜♪」なのでした。 まず、一番始めに説明頂いたのは、本殿の作りのこと、山の上な ので、よく見えませんでしたが、3つの社殿から成り、真中が、 春日造・左右が流れ造という珍しい造りで、こういう本殿の形を 「水分造」と呼んだりするのだそうです。 そして、次に説明いただいたのは、この神社の創始について。 摂社の南木神社があまりにも大きいので、楠木正成が創建したと 誤解される参拝者が多いのだそうですが、実際は、西暦前92年 崇神天皇が、天下の飢饉の時、諸国に池溝を穿ち、この神社を創 建されたと伝えられるのだそうです。 「この神社を紹介してくださる雑誌でも、本殿として、南木神社の 写真を載せている場合があるんですよ。しくしく」とおっしゃっ ていました。間違わないようにね。 そして、土俵について。昭和初期に行われた相撲大会では、数千 人が集まったとか。この土俵は、もとは沼だったそうで、この神 社の使い神たる龍神の住処なのだそうです。 最後に、無患子(むくろじゅ)について。 この木は、それほど大きくならない木なのだそうで、この神社に ある程大きな無患子は珍しいんだそうです。 名前の通り、この実は、病気除けのお守りになるんだそうです。 神社の力の強さは、今や、「社格」ではないんだそうです。結局 どれだけの収入があるか。収入があれば、神職会議に顔を出せる (兼業神職さんだと、平日の昼間にある神職会議には出席できない んですって)。 神職会議に顔を出せば、出世できる。ってな具合に。 だから、皆さん、「この神社好き〜♪」って思った神社には、や っぱり、お賽銭を弾みましょう! 私?私はですね〜。お話が弾みすぎて、忘れちゃいましたっ!! ので、皆さん、どうぞよろしく・・・。