祭 神:天水分神 速秋津彦神 国水分神 説 明:案内板を転載します。 「崇神天皇七年二月の勅祭の大社で、水の配分の守護神として、 『大和の所謂四周東西南北に祀られた東に当たる神社で、本殿は 鎌倉時代の元応二年の建造であることが棟木により判っており ます。 尚、永禄元年以降に施された彩色が、平成十六年に復元になり ました。 十月第三日曜日の例大祭は、平安時代から伝わる神輿渡御祭で、 惣社水分神社から姫神様がお渡りになります』 住 所:奈良県宇陀郡菟田野町大字古市場 電話番号:0745−84−2613 ひとこと:ここに、神が対になる時のパターンが3つ出てますね。 彦・姫、芸・美(ギ・ミ)、天・国。それぞれ一つ目が陽(男) を表し、二つ目が陰(女)を表すようです。 それにしても、女性が海・男性が河というのは、昔からのイメ ージですかねぇ。母なる海から、分かれて、あちこちに流れて いく河・・・。なんてね。 母はどっしり動かない・・・なんて男性の幻想なんだけどなぁ。 なんてね!!! この神社の神様が、鳥に乗って降臨したという社伝もあります。 宝珠守の説明を転載しますと、 「遙か遠い昔に、当社の御祭神が白鷺にお乗りになってこの地に ご降臨遊ばされた砌、宝珠(あらゆる望みを叶えてくださる珠) のような大粒の雨が降ったと伝えられております。 国宝本殿の中央の棟には、このことを記した彫刻がございます。 この御守は、その彫刻を忠実に模って奉製したものであります」 写真を撮り洩れたんですあg、蓮の上に水色の宝珠が乗った図 案です。 鳥に乗って降臨する神はたくさんおられますが、水分神は、い ったいどこから、飛んでいらっしゃったのでしょう? また、この神社の境内には、頼朝杉と呼ばれる杉があります。 源頼朝が幼少の時、この神社に詣で、この杉苗が大きく育つこ とがあれば、自分も天下を治める大将軍になれると占うために 植えたものだそうで、現在あるのは、二代目なんだそうです。 結果は、ご存知の通り、一代目の杉もさぞかし大きく育ったの でしょうね。