祭 神:豊玉彦命 国津姫命 説 明:豊玉彦?聞いたことあるような、ないような。 調べてみると、あ、そうか。豊玉姫でした。大綿津見(オオワ ダツミ・海)命の娘で、後に山幸彦と結婚する神様です。 この神様のお兄さん? さて、当社蔵文書、「海神系図」に、 「海神大明神は地神四代彦火々出見之尊」とあります。 火々出見之尊・・・ホホデミノミコトっていうと、ホヲリノミ コトの別名ですね。ホヲリノミコト・・・火遠理命って言うと、 山幸彦のことです。 なぁるほどぉ。山幸彦は、大綿津見命の養子になったので、豊 玉姫の「豊玉」の名をもらったんですね。分かり易い! 国津姫命は、地主神の一人なようです。 住 所:和歌山県那賀郡打田町神領 電話番号: ひとこと:こんな紀伊半島の真中で海??? 不思議ですね。なぜでしょうか。 そう、紀伊の国とは、「木の国」から来ているんです。 藤原不比等により、国名が定められた時、「国名は二字で表す こと」との指示があったため、「キノクニ」を無理やり、 「キィノクニ」にして、それに表音文字、「紀伊」を当てはめた んだそうです。 つまり、それだけ、植樹の技術が発達していたと考えられてい るんです。植樹の技術が発達していたということは、当然、造 船技術も発達するのでしょうね。 ここで、たくさんの木造船が作られたのでしょうね。 ん?そう言えば、山幸彦は、海の王の入り婿となるんでしたね。 これは、山の幸(木材)が、海に入る(船となって海に出る) ことと繋がりがあるのじゃないでしょうか。 興味深い繋がりですね。