祭 神:牛頭天王 説 明:「牛頭天王は、須弥半腹の豊穣国王の太子で、七歳にして身長 七尺五寸、頂きに三尺の牛頭があり、三尺の赤角があった。」 と、祇園牛頭天王縁起は説明しています。 日本では素盞鳴尊と同一神とされていますが、先代旧事本紀で は、なんと、「大己貴命の荒魂」と。 住 所:大阪府堺市石原町4丁目 電話番号: ひとこと:この神社は宮司不在で、詳しいことは聞けませんでした。 が、明治の神仏分離の時、この神社の宮司が、常駐ではなくな り、祀られていた牛頭天王像を、お隣にある中仙寺に遷したと 言われているのだそうです。 そこで、中仙寺にお邪魔し、牛頭天王像を見せていただきまし た。 府の有形文化財に指定されているため、動かせないとのことな のですが、三面の牛頭天王。 平安時代後期の作品ということですが、古さは感じません。 動かせないため、正面のお顔以外はよく見えないのですが、穏 やかな顔立ちと、激しい怒りの表情に見えます。 正面のお顔は、穏やかな憤怒の表情。 素盞鳴尊・牛頭天王・武塔天神と、3つの顔を持っている神様 に相応しい像かも知れません。 この神像が、平安時代後期の作品だということは、神社の創建 は、それ以前でしょうね。 由緒のある神社なのです。