祭 神:素盞鳴尊 速佐須良姫神 天満天神 説 明:「社伝によれば、慶雲元年(西暦704年)三月、牛頭天王こ の地に降臨あり。国司奏して神籬を建つ、これ当社の始めなり。 後、興国五年(西暦1344年)三月、鈴鹿から、速佐須良姫と、 天満天神とを勧請合祀する。」 とあります。 住 所:滋賀県草津市野村5丁目 電話番号: ひとこと:速佐須良姫? 神社にいらっしゃった方に「須勢理姫のことですか?」と尋ね ましたら、「そうです」とのことでした。 もともとは、素盞鳴尊一柱だけを祀られていたのを「寂しいの だろうな」と考えられたのでしょうか。 どうせなら、「娘・速佐須良姫」じゃなく、「妻・櫛稲田姫」 を勧請すればいいのに・・・。 奥さんは「怖い」と思ったんでしょうかね(^-^;;?? と、どの神社から勧請してきたのか調べていたら、どうも、安 芸郡の尾前神社。この神社の説明によりますと、速佐須良姫は、 祓え戸の一柱、となっています。 ありり?? そう言えば、大祓祝詞に出てきますね。 天罪と国罪が祓われる流れは、次の通り。 「天津神・国津神が、まず罪を祓い清めて、瀬織津姫が、大海原 に持ち出し(流して)、速秋津姫が、がぶがぶ飲み込んで、気 吹戸主が、根の国に息で吹いてしまい、速佐須良姫が持ちさす らい失ってしまう。」 速佐須良姫は、最後の最後に処理する大事な役どころです。 神社の方の勘違いでしょうか? いえ、ただ、根の国の主は、素盞鳴尊です。 その根の国に吹き飛ばされてきた罪を、素盞鳴尊の娘・須勢理 姫が処理するというのは、充分あり得ることです。 須勢理姫と、速佐須良姫が同一神であるという説は、まだ聞い たことがありませんが、あり得ない話ではないですね。