祭 神:高龗神 龗闇神 分水神 説 明:案内板を転載します。 「御祭神は京都鞍馬の貴船神社に祀られる水神で、旧大滝村の総鎮守として、又、犬上川流域 の推理を司る神として、広く崇敬されている。 創祀年代は確定できないが、『淡海落穂草』に、『大同二年坂上田村麿将軍の御領にて建立』 とある。 現在の本殿は、標木及び高欄擬宝珠に寛永十五年(一六三八)の銘があり、多賀大社・胡宮 神社等と共に、徳川家の造営によるものであり、象頭形の木鼻、花鳥を刻した蟇股、欄干等 に江戸初期の様式手法をよく伝えている」 住 所:滋賀県犬上郡多賀町富之尾 電話番号: ひとこと:別名を瀧之宮。 神社から望む瀧は、別名を大蛇ケ淵とも言ったようで、稲依別王の大蛇退治伝説が残ってい ます。 坂上田村麿といえば、征夷大将軍。 夷を征する武人です。 稲依別王に退治された大蛇もまた、夷と呼ばれた人々のことではないでしょうか。 そうだとすれば、この地は、「まつろわぬ民」を平らげた、英雄武人二人と深い関連がある ことになります。 往古、この地はどんな場所だったのでしょうね。