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佐牙神社

saga




  祭  神:佐牙弥豆男神 佐牙弥豆女神 
  説  明:境内看板を転載します。
      「社伝によると、敏達天皇二年(573)の創建と伝える式内社である。
       造酒司の奉幣があったとも伝え、我が国の酒づくりの発祥と関係が深いもの
       とみられている。大同元年(806)頃には摂津国に封戸九戸があった。地
       元の古文書によると山本にあったものを永享年間(1429〜1441)に
       現在地に移すとある。
       今も山本に御旅所があり、祭日には神輿の渡御がある。なお江津の遠藤川南
       側の木津川との合流点付近にあったとも伝える。佐牙弥豆男神(北殿)と、
       佐牙弥豆女神(南殿)を祭る。
       現本殿(二棟・国指定重要文化財)は、天正十三年(1585)の再建とさ
       れるが、形式は古く、ことに身舎の蟇股は左右対称の図案で室町時代初期と
       考えられ、旧建物の一部の再利用とみられる。南北ニ棟とも同形式の春日造
       で、屋根は檜皮葺である。」
  住  所:京都府京田辺市宮津佐牙垣内164番地
  電話番号:
  ひとこと:佐牙は、「さが」ではなくて、「さか(酒)」と読んだのかもしれないです
       ね。

       つまり、佐牙弥豆男(さがみづお)神とは、「酒水男神」で、佐牙弥豆女神
       とは、「酒水女神」。

       ごくごくストレートなネーミングだったのかもしれません。

       さて、日本酒が出来るまでの過程をご存知でしょうか?
       酒蔵見学歴2年(最後の試飲が楽しみなんですよ(#^.^#))の私が、覚えてい
       る限りで(笑)工程を説明しましょう。

       まず、精米です。
       どこまで削るかによって、お酒の味が変わるようです。
       吟醸酒の場合は、ほんっと芯あたりまで削るみたいで、精米した後のお米を見
       せて頂くと、雪みたいに真っ白で、小さくて角がなくて、宝物みたいです。

       次にお米を洗います。
       これもね〜、吟醸用のお米は芯の繊細な部分がむき出しになってるわけで、機
       械で洗わず、未だに手洗いせねばならなかったりするそうです。
       そうじゃないと、繊細な精米は、砕けちゃうんだとか。

       そして、蒸します。
       これは機械で制御できるようになった・・・そうですが、それでも温度やら湿
       度やらを調整するのは人間です。
       ごっつい大変!!

       そんで、麹室で寝かせます。
       ここで、米のでんぷんをブドウ糖に糖化するわけです。
       麹室は、すんごい静かでひんやりしてました。
       この時、「昨日納豆食べました」という人が入ってはダメなんですって。
       納豆菌はすんごい強力で、麹を負かしちゃうんだそうな。
       いや、麹じゃなくて、その次に来る、酵母菌を負かしちゃうのかな?
       とにかく、納豆菌ってのは、図太いそうです。

       そんで、やっと、酵母菌による醗酵の段階に入ります。
       樽様の容器でぐつぐつ日本酒が醗酵しています。
       醗酵室に入ると、もう、むっちゃいい匂い!!

       樽の中も覗かせていただいたんですが、もうそりゃぁ、ぶつぐつ薫香!!

       ここで注意しなくてはいけないことがあります。
       アルコール醗酵というのは、つまり、米から出来たブドウ糖が、今度は酵母菌
       によって、アルコールと炭酸ガスに分解されることを言います。
       つまり、樽の中は、二酸化炭素ムンムン!!
       うっかり、
      「いや〜ん、いい匂〜〜い♪」
       なんて、樽の中に頭突っ込んで深呼吸なんかしようもんなら、気絶しちゃうそ
       うですよ。
       樽の上で気絶して、中に落ち込んじゃったら、日本酒台無し!!
       ・・・じゃあ済みません。死んじゃいます。
       くれぐれも、気をつけてくださいね。

       で、醗酵が終われば、あとは絞りです。
       これもゆっくりゆっくり絞られます。

       ・・・以上は、葛城の千代酒造さん、及び葛城酒造さんの蔵元を見学させてい
       ただいた記憶を辿った記述でございます。
       酒造元さんによってはいろいろ違うかもしれませんが、ご容赦。

       しかし、この千代酒造さんにしても葛城酒造さんにしても、安くておいしいお
       酒を作っておられます。
       お薦めっ!超〜〜〜お薦めですっ!!

       さて、これは現代の酒造りの工程です。
       では、古代ではどうだったんでしょうか?

       古事記によると、応神天皇は、おいしい日本酒を飲んで、
      「須須許理が 醸(か)みし御酒に われ酔ひにけり
       事無酒咲酒(なぐしゑぐし)に われ酔ひにけり」
       という歌を詠んでおられます。

       須須許理が醸みし御酒・・・。
       醸むって、噛む?
       ・・・どうもそうらしいです(^^ゞ

       子供の頃、「よく噛んで食べなさい」って言われましたよね?
       もちろん、大人になっても、よく噛んで食べるべきなんですが、これには理由
       があります。
       唾液には、澱粉を糖化する作用があるんです。
       つまり、消化を助けるわけですが・・・。
       そう。唾液は、日本酒を造る過程において、麹の役目を代行できるんです。
       まぁ、ステキ。

       そんなわけで、古代のお酒醸造法。

       まず、
       蒸したお米をよ〜〜く噛んで、樽か陶器かの容器に溜めます。
       うげげ。

       酵母は、実は普通に空気中に存在するんだそうで、酵母を仕込む必要はありま
       せん。
       自然発酵を待ちます。

       時が経てば、おいしい日本酒の出来上がり。
       まぁ、とっても簡単ですね!

       う〜〜ん、しかし・・・。
       ・・・つまり、醗酵しているとは言え、「噛んで」出来たお酒には、「噛んだ」
       人物の唾液が混じってる、とまぁ、そういうわけでして。

       う〜〜〜ん。
       私は、佐牙弥豆女神の醸んだお酒がいいなぁ(^^ゞ

       皆さんは、女神・男神、どっちのお酒がよいですか?
       
       出来れば、理由も含めて教えていただきたい(笑)

       そういや、昔、「究極の選択」なんてのが流行りましたよね。

       その中でも、20代半ばの時、先輩に出されて、すごく悩んだ問題。

      「好きなタレントいる?」
      「・・・SMAPの中居くんが結構(当時ですよ、当時。笑いたければ笑え〜わ〜ん(T_T))」
      「そんじゃさ〜、1ヶ月、手を洗わなかった中居くんが手で握ったお結びと、○
       ○さん(当時の同僚男性)が、お風呂入った後に脇の下で握ったお結び。
       食べるならドッチ!」

      「脇毛は剃ってるんですか?」
      「剃ってない。」
      「じゃあ、脇毛入りお結びの可能性も?」
      「多分、脇毛2〜3本入り。」
      「げ〜〜っ!!」
      「もしかしたら、もじゃもじゃかも!」
      「うひょ〜〜〜!!」
      「ちぢれてます?」(←そんなんどうでもええがな!)
      「ちぢれっぱなしっ!!」
      「ぎょえええええええ!!!!!」 
  
      「・・・中居くんのお結びにしときます〜〜ぅ(T_T)」

       昼休み、オフィスで弁当かっ喰らいながら、こんな馬鹿話しをしていた私達は、
       黙って怒りながら私達のやり取りを聞いていた、当該同僚男性に、

      「くぉの、あほ共ぐわああぁああああ!!」

       と二人揃って、スクリューげんこを頂いたわけですが(笑) 

       この問題、私が更に後輩に出題した時には、

      「すごく憧れてるタレントが手を洗わないで『ぎゅっぎゅ』と握ったお結びと、
       好きでも嫌いでもない同僚が綺麗な脇の下で『わっきわっき』と握ったお結び。」

       に加えて、
      「彼氏が股の間で『まったまった』と握ったお結び。」
       というのが加わりました(笑)

       後輩は、汗を流して悩んでおりました。
       ・・・真面目だねぇ〜〜え・・・。

       私なら旦那の股結びに、それほど抵抗ないですけどねぇ(爆)

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