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姫宮神社

himemiya




  祭  神:木花開耶姫命
  説  明:案内板などはなく、地元の人に質問してみても、
      「祭は春と秋にあって、安産のご霊験があらたかな神様である」
       ことしかわかりませんでした。
       そこで、土浦観光協会に問い合わせましたら、
      「寛永二十年(西暦1643年)の創建で、木花開耶姫命を祀
       る安産の神として信仰されてきました。」
       と回答をくださいました。ありがとうございました。
  住  所:茨城県土浦市荒川沖
  電話番号:
  ひとこと:祭神をネットで調べていた時(いや、わかんなかったんだけ
       ど)、土浦市より少し西南にJRで降った取手市の「姫宮神
       社」は、古姫命という姫、つまり平将門公の娘姫を祀ってい
       る、ということがわかったので、ちょっと期待してたんです
       が、土浦市の「姫」は、木花開耶姫命でした。

       この姫宮神社に行って見ようと思ったのは、荒川沖にあるス
       ーパーに入っている和菓子屋さんに「姫宮の栗」という和菓
       子があって、それがむちゃくちゃ美味しかったからなんです。
       パイ皮の中に大粒の栗と白餡が入ってる、定番的なおかしな
       んだけど、パイ皮がね、なんか、しっとり感とさっくり感が
       ちょうど折り合ってて。おいし〜♪

       お店の人に聞くと、「荒川沖駅側の姫宮神社から、お菓子の
       名前をいただきました」とのこと。

       これは是非是非訪問してみないと・・・。

       と。

       ところが、案内板はなし、境内にある石碑には、「聖徳太子」
       ととだけ読めます。
       聖徳太子がどないしたんでしょ?

       社紋は三つ巴。
       ん〜〜〜。茨城来てから、ほとんどの神社の社紋が三つ巴だ
       ったんだよな〜。鹿島神宮も香取神宮もそうだし・・・。

       と、ヒントが全くない状態だったのでした。

       しかし、この地になぜ木花開耶姫命を勧請したのか、はちょ
       っとだけ興味そそりますね。

       創建は江戸時代ですね。
       えっと、えっと。歴史は苦手なんですが、これは、徳川家光
       の治世ですね。
       ちょっと話しはそれますが、家光って、結構よい人生送った
       んだろうなぁ。

       慶長九年(1604年)7月17日に生まれて、元和九年
      (1623年)7月27日に19歳で将軍になって、慶安四年
      (1651年)4月20日 に47歳で亡くなってるんですね。
       あ、昔の人は数え年だから、全部ひとつずつ上になりますが。

       19歳のボンボンが、「我は生まれながらの将軍なり」って
       言ったのか、家臣はさぞかし複雑な気分だっただろうな。

       落語「目黒のさんま」って、家光の実話を元に作られたとい
       うけど、(毒見に回されすぎて)冷めたご飯・骨は全部抜い
       て脂分もふき取られた味のない魚・健康のためにごくごく薄
       味にした煮物・汁物なんてものばかり、小憎らしいぼんぼん
       将軍に食べさせることで、鬱憤はらしてた部分あったんじゃ
       ないか、なんて考えちゃいます。  

       ここ、荒川沖は、水戸黄門こと、徳川光圀公は、(西暦16
       28年生誕、1700年没・・・つまり家光より年下ですか
       らねっ)の水戸よりも江戸の管轄にあったでしょうが、水戸
       と江戸の中間くらいにあたってます。

       ちなみに水戸も荒川沖も、鬼門からすこ〜〜しずれた方向に
       あると言っても間違いではない感じですね。

       でも、鬼門鎮護に安産の神、しかも木花開耶姫?
       ちとなぁ。
       木花開耶姫は「桜」の神様だから、「桃」と違って、鬼退治
       の力はなさそうですしね。

       ただ、ちょっとだけ面白いことを思い付いてしまいました。

       だってほら、水戸黄門の雅号「梅里」からもわかるように、
       水戸は梅の名所です。

      「木花開耶姫」は、桜姫。桜を神格化された神様です。

       鬼門の方角に、梅と桜があるんですね。
       これで、もしも、桃がないとしたら。

       わざと桃を欠落させたんじゃないか、と感じませんか?

       もしそうだとしたら、それは、「白の呪」なのか、「黒の呪」
       なのか、どっちでしょう。
       つまり、鬼門にわざと桃を欠落させることによって、桃を意
       識させるための呪(まじな)いなのか、桃の欠落を意識させ
       ることで、鬼門の護りを手薄にするための呪いなのかって。

       え?おもしろくない?
       失礼しました〜〜〜!!

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