祭 神:石姫命 石長姫命 熊野権現 説 明:石姫命は、仁徳天皇の皇后です。 石長姫命は、大山祗神の娘神で「岩のように長久に変わる ことのない女性」という意味なんだそうです。 住 所:大阪府柏原市太平寺町190 電話番号: ひとこと:石姫命は、仁徳天皇が、八田若郎女と浮気したときに、 嫉妬し、妨害したと言われていますが、後にそれを許し、 「皇后」としての地位を揺るぎ無いものにします。 (っていうより、皇后を恐れて、誰も仁徳天皇の妃になろう としなかったんですね。わはは) また、「正妻に嫉妬される」ということを、「王者の資格 に相応しい人物である」という証として物語られたという こともあるらしく、石姫命は、仁徳天皇の「男」をあげる ために、「嫉妬して差し上げた」のかも知れません。 ローマ神話のジュノー(6月・Juneは、この女神様の 名前からきています。)も、浮気者のジュピターに嫉妬ば かりしていますが、「結婚の守り神」ですね。ジューン・ ブライドが幸せになる、といわれるのは、結婚の守り神で ある、ジュノーの月だからです。 彼女も、「嫉妬して差し上げてる」のかも知れません。 また、この石姫が、仁徳天皇の浮気に激怒して、高津宮に 帰らなかったため、天皇は、歌を何首も届けます。 その中に、こんなのがあります。 「つぎねふ 山代女の 木鍬持ち 打ちし 大根 根白の 白腕 枕かずけばこそ 知らずとも言わめ」 つまり、石姫の腕を、「大根みたいな腕だ」と誉めてるん ですよね。その「大根のような腕」を恋しがってるんです。 ん〜〜〜、こんなこと言われたら、びっみょ〜〜〜ですね。 石姫は、葛城族の娘。この土地とに祀られる所以はどこに あるのでしょうね? また、怖い奥さんに隠れて浮気を繰り返す仁徳天皇に対し、 浮気相手が歌った歌は、現代の不倫中の女性にも充分理解 できると思います。 「倭方へ 往くは誰が夫 隠水の 下よ延へつつ 往くは誰が夫」 切ないですね。