率川神社 三枝祭
2014年6月17日、
率川神社の三枝祭を見学してきました。
祭りの開始は10時半。
私が到着したのは10時15分前後でしたから、
境内は当然、あふれんばかりの人です。
でもさ、いい場所は崇敬者の席なので、
一般参列者はどれほど早く到着しても、記録写真程度しか無理なんですよ。
急がなくてもいいや〜って(笑)
さて、お祭りは
宮司参進
修祓
祓え詞奏上
浄め祓え
宮司一拝
宮司、御前に吉野の糸を奏上
祝詞奏上
献饌の儀
百合の筒に白杯黒杯を奉奠
宮司御前にて祝詞奏上
巫女笹百合の神楽奏上「旨酒三輪の舞」
宮司玉串奉奠
撤饌
宮司一拝
といった次第で進みました。
修祓は榊を振るった後、
神水で浄めるというもの。
参拝の作法は、通常と同じく二礼、二拍手、一礼ですが、
祝詞奏上の際だけは特殊。
軽く一礼したあと、深々と二礼、二拍手をして祝詞を奏上します。
そしてその後、また二拍手し、深々と二礼。
そして軽く一礼と言ったものです。
出雲大社は二礼、四拍手、一礼だったはずですが、
それと何か関係あるのでしょうか?
特殊神饌は柏の葉で飾られた蓋がかけられています。
まずは、主祭神の媛蹈鞴五十鈴姫命に献じられた後、両脇の親神様へ。
この後、百合の神饌が献じられますが、
こちらは三社同時でした。
それぞれ、御簾の上に丁重に据えられます。
特殊神饌は、祭典後公開されます。
柏の葉は厄除けの意味があるのでしょうか?
蓋を開けると、餅と白米、そして昆布(?)以外は魚介類ですね。
左手前はアワビだとか。
笹百合は、黒酒(くろき)、白酒(しろき)に飾られているので、
萎れ気味です(^^ゞ
祝詞はすべて理解できませんでしたが、
「大神神社枝つ社に坐ます大神神子」
に捧げられるもののようで、
「一夜の酒に云々」
「三枝で夜伽に相応しく麗しく飾り云々」
という文句が聞き取れました。
ところで、参列者の玉串奉奠でトップバッターはどなたと思います?
伊雑宮の神職さんだったんですよ。
かなり意外。
このお祭りが知られているのは、
美しい巫女舞によってでしょう。
四人の巫女さんが、笹百合を手に舞われます。
これは、お祭りの日のみ授与される笹百合絵馬。
ちょっといいなと思ったんですが、千円だったのでやめました(笑)
13時30分からは七媛女、百合媛、稚児行列があり、
それに先だって道中安全祈願。
祭主参進
修祓
祓い詞奏上
浄め祓え
祭主一拝
献饌
祭主祝詞奏上
祭主玉串奉奠
撤饌
祭主一拝
と言った次第でした。
神饌はごく普通のものですが、
ここでも同じく二礼、二拍手、祝詞、二拍手、二礼。
独特ですね。
でももっと興味深いのは行列です。
先頭にのぼり。
太鼓。
次が稚児ときて。
花傘、百合車です。
そして本命、七媛女。
七媛女の先頭は、当社ご祭神の媛蹈鞴五十鈴姫命ですね。
でも、彼女以外、全員外人さんなんです。
百合媛も、五名中日本人らしき名前は二名。
エキゾチックすぎます(^^ゞ
七媛女は、古事記にある、高佐士野で遊んでいた女性たちでしょう。
それならば、確かに、神武天皇にとって彼女たちは異国人だったとは思う。
そういう意味?!
行列は近鉄奈良駅でストップ。
私はここで離脱しました。
すごい混雑ですが、美しい祭です。興味のある方は是非。