祭 神:天照大神 (合祀)天忍穗耳命 天津日子根命 活津日子根命 熊野久須比命 天之菩日命 多紀理比賣命 市寸嶋比賣命 多岐津比賣命 (配祀)大己貴命 素盞嗚命 綿津見命 (合祀)伊弉册美命 伊弉諾命 大山祇命 (配祀)鵜鵜草葺不合命 (合祀)譽田別命 (配祀)玉依比賣命 天津兒屋根命 (合祀)猿田比古命 (配祀)手摩乳命 脚摩乳命 蛭子命 (合祀)崇徳天皇 (配祀)菅原道眞 倉稻魂命 説 明:境内案内板を引用します 「創立年代不詳。神明八幡宮として造営され、明治41年に境内諸社及び千賀神社・堅子神社を合 祀した。また、明治42年に畔蛸神社も合祀し、神明神社となりました。 『志陽略志』によると、相差には神明八幡宮(今の神明神社)、御霊宮、白髭明神(菅埼)、熊 野権現、日吉社、牛頭天王社、弁財天社、八大竜王社、寧産(こやす)社、山神、石神社が記 されていて、明治初年管令にて神明神社に集社合祀され、現在は26柱の神々が祀られています 「石神さん この祭神は神武天皇の母であり、綿津見神の娘である玉依姫命です。 その昔、正月のある晩、島田髷に結った女神が石神さんの元に現れたという言い伝えを、相差 の海女が古くから信仰し、海に潜る際の安全大漁を祈願してきました。そのことから、女性の 願いなら、一つだけ必ず叶えてくれると言われるようになりました」 住 所:三重県鳥羽市相差町1385 電話番号: ひとこと:志陽略志が成立したのは、正徳三年とのこと。 正徳三年は西暦1713年。江戸時代ですね。つまり、そのころには神明八幡神社と石神社は別の ところにあったということでしょう。 この神社は、「女性の願い事なら一つだけ必ずかなう」ということで、近年とても人気なよう です。 お守りはドーマン・セーマン、トモカヅキ除けの呪符が描かれています。 トモカヅキとは「共潜き」と書く妖怪です。 海女が海中で作業しているとき、もう一人の海女が手招きしたり、アワビを差し出したりして くるのですが、もし近寄ったり、アワビを受け取ったりしてしまうと、手を強く握られ、浮上 させてくれなくなるんです。 海底で低酸素になって、幻覚を見たのでしょうか。 つまり、「女性の願いなら」というより、本来は、海女さんの事故防止を祈る神社だったので しょうね。 それを隠さないところが好印象だな、と。 鳥羽市には石神社が三社あり、その一つがここ相差の石神、そして上の郷の石神、横山の石神 です。 横山の石神はそばに展望台があり、大渋滞だったので今回はお参りできませんでした。 お参りしたら写真追加します。