祭 神:素戔鳴尊 説 明:神社の由緒は不詳 住 所:長崎県壱岐市芦辺町諸吉ニ亦触1969番地 電話番号: ひとこと:この神社の鎮座する小島は内海湾の中にあり、大潮の干潮のときだけ壱岐島から渡ることがで きます。 壱岐島と言えば、三国志では『一支国』と記されています。 その王都とされるのが、原の辻。 原の辻遺跡は、弥生時代から古墳時代(西暦前から五世紀ごろ)に栄えた弥生時代の環濠集落 とされますね。 その原の辻に船で訪れるには、この小島が玄関口にあたるとか。 島の中は全体が神域で、枝一本、石一つも持ち出してはいけないとされます。 単純に港の玄関口として栄えた可能性もありますが、先住民の信仰する島であった可能性も 高いと思うんだなぁ。 そのあたりはよくわからず、残念(^^;) 最初はこの神社に参拝するつもりはなかったんですが、フェリーから見えた島に鳥居があっ たので、船員さんに、 「あの島は聖域なんですか?」 と尋ねたら、あれは小島神社だとのこと。そして今は大潮だから干潮の時間になれば渡れるよ、 干潮は4時前だよ、と教えてくださったんです。 で、急きょ参拝することに。 観光窓口で確認したら、正確な干潮の時間は15時52分だとのことでしたが、14時40分ごろには 渡れる状態になってました。 そして、干潮の時間よりずっと早かったので人はほとんどおらず、島独り占め状態(*^^)v ラッキー! で、面白いなと思ったのは、普段は海の底に沈んでいるだろう島の周囲に、たくさんの渦巻き 模様が見えること。 なんだろうと思って、地質のプロでもある友人に写真を送ると、 「壱岐は火山岩の島なので、熔岩が固まる時にできる柱状節理の上面かなとも思います」 とのこと。 確信はないよとの注意つきではありましたが、他の柱状節理の上面と見比べてみた結果、自分 なりに、「そう考えて無理ないかな」、と。 多分ね(笑) ユングは、集合的無意識の中に、たくさんの元型(アーキタイプ)を設定しましたが、その中 のグレートマザー(大地母神)は、渦巻きとともに想起されることが多いと書いておられたと 思います(ユング学者として有名な河合隼雄さんかも)。 小島神社のご祭神は、素盞嗚尊になってますが、本当は母神かもね(笑) なんて。 よくはわかりませんが、干潮の時間近くになると、ゾクゾクと人が集まってきたので、さっさ と退散したでござる。 今、人気のパワースポットらしいですよ~(^^ゞ