祭 神:洲羽若彦命 素盞嗚尊 草薙剣徳 説 明:境内にあった案内板を転載します。 「習焼神社は武御名方神の御子神・洲羽若彦命、素盞嗚尊、草薙剣徳をお祀りした神社で、南真志野の 産土神、洲羽若彦命は遠州見附町若御子神社にも祀られている。習焼神社には次のように伝えられて いる。 太古、祭神洲羽若彦命は真志野之郷(諏訪市)湖南之真志野の妃神のもとに来られた。 後に一門一族を引き連れて遠州地方へ鬼退治(開拓)に出かけられた。妃神は祭政の中心であったの で同行ができず、遠地に赴かれた夫神を恋うる日々であった。笹原御社宮司社(城山の山脚)にあっ た親神に祭政の援助を受けながら、夫神の武運隆盛を祈り、真志野之郷の繁栄隆盛の伸張に努められ た。武田信玄による永禄八年(1565)の神事再興のころ真志野之郷の氏子の総意で中国の伝説で月の 中で結ばれるといわれるカツラ(桂)の雄木雌木を植え、夫婦愛の象徴とした。だれいうとなく夫婦 桂、結びの桂、祈願成就の桂といわえるようになった。今では諏訪地方屈指の大木となり、固い夫婦 愛、縁結び、祈願成就の神木として信仰されている」 住 所:長野県諏訪市大字湖南字野明沢4493 電話番号: ひとこと:夫婦桂が植えられたのは、武田信玄の時代なんですね。 桂と言えば、製鉄の神が降臨する木なので、何か関係があるのかと思いましたが、違ったか(^^ゞ お札に願い事を書いて、男性は雌木に、女性は雄木に結び付ければ叶うそうですが、一つも結ばれて いませんでした。 ただ、妃神が祭政の中心というのは、女系ってことでしょうね。 ならば縄文系の神様かもしれません。 諏訪は、縄文の匂いがする場所です。 隣の茅野では縄文のビーナスが発掘されてますしね。 彼らが信仰したというミシャグチは、どんな神様だったのでしょう。 岩に降臨する蛇とも言われますが、「降臨する蛇」なら稲妻なのじゃないかと思ったり。 ご祭神は建御名方の御子だとされていますが、大国主命は弥生系だと思うので、むしろ出雲の古層。 たとえば、八束水臣津命関係とか。 昔、出雲から藤の枝を携えてこの地へやってきたのは誰だったのでしょうね。