祭 神:田寸津彦神 田寸津姫神 説 明:由緒などはわかりませんが、延喜式内社の田寸(たわの)神社の論社です。 住 所:徳島県三好郡東みよし町加茂 電話番号: ひとこと:田寸津姫神はたぎつひめ。 多岐都比売命あるいは湍津姫命、宗像三女神の末娘とされる神です。 とすれば田寸津彦神はその夫だと考えちゃいますが、違うんですよ。 登場するのは『出雲国風土記』の楯縫郡の章。 「神名樋山 (中略) 峰の西に石神がある。高さは一丈。周囲は一丈である。そこに行く傍には小さな石神が百 余りもある。古老が伝えていうには、『阿遅須枳高日子命の妃の天御梶日女命が、多久の 村までおいでになり、多伎都比古命を産み給うた。その時お教えして申されるには『お前 さまの御祖の位(御在所)に向き合って生もうと思うが、この場所がちょうどよい』と仰 せられた。いわゆる石神は、すなわち多伎都比古命の御魂である。日照りつづきのときに 雨乞いをすると必ず雨を降らせてくださるのである』 とあります。 つまり、田寸津姫神が海の神であるのに対して、田寸津彦神は石神だというわけです。 不思議ですね(笑)