祭 神:仁徳天皇 磐之媛皇后 説 明:境内案内板を引用します 「太古より神体山たる修験業山と霊水池たる雲出川の水源の世に比類ない山紫水明 の霊地に鎮座する日本最古の若宮八幡だる。 上古修験霊場として広くその名を知られ、その後伊勢国司代々の祈願所となり、 北畠氏は守護神と仰ぎ尊崇、その後藤堂藩主もその古事にならった。『川上山』 『若宮様』『川上八幡様』『若宮八幡様』と愛称され全国の数多くの人々の守護の 大社として信仰されて来た。 如何なる衰微の嵐の中も岡野勘太夫累系神主家の手で堅守され、明治末期里人の 懇請により川上の氏神等を合祀、昭和初期更に里人の懇請を入れ氏神として尊崇 することを認め現今に至る。 神徳:世に古来より諸願成就の霊神、長寿繁栄の神として『願掛けするなら川上 山へ心こもれる願なら少々無理でも聞かしやんす』と古くより俗謡に親しまれる 様民衆の中に偉大なる御神徳を光被されている」 住 所:三重県一志郡美杉村川上3498 電話番号: ひとこと:この神社の由緒として特に興味を惹かれたのは、この地が磐之媛の領地であった ということ。 このあたりまで葛城氏の領地だったんでしょうか? そしてもう一つ。 雌鳥媛皇女と隼総別皇子の首が川に流れ、この宮に祀られているという伝承です。 この神社の伝承では、二人は伊勢神宮へ逃げようとしたとか。 もし、当時から伊勢が朝廷の勢力範囲だとしたら、不思議な話です。 伊勢とはどういった場所だったのでしょうね。 そして伊勢へ行けなかった二人がこの神社にとどまったことにも意味があるのか もしれません。 また、この神社のそばを流れる雲出川には、禊滝と祓滝と呼ばれる滝があります。 特に禊滝は万病を治す霊力があると信じられており、大谷吉継もここでハンセン 病を癒したとか。 北畠氏の信仰といい、武勲の神様としても知られていたのでしょうね。 あんまりにも落ち着く場所なもんで、15分の滞在の予定が、1時間以上うろうろ してしまいました(^^ゞ そしたら宮司さんらしき方に、 「どこから来たんですか?」 と声をかけられたんですが……。 あんまりにも恵比寿様そっくりな方だったので、戸惑ってしまいました(^^ゞ 近いうちにまた参拝しようと思います。