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赤手拭稲荷神社

akatenuguiinari




  祭  神:豊受大神 宇受売神 大山祗命 猿田彦大神 倉稲魂命 
  説  明:豊受大神(トヨウケノオオカミ)・倉稲魂命(ウガノミタマノミ
       コト)は、共に穀物神で、同一神とする説もあります。
       宇受売神・大山祗命・猿田彦大神は、ある共通項があります。
       宇受売神は、天孫・邇邇芸命(ニニギノミコト)が葦原中国に、
       降臨した際にお供した神様で、天孫を案内しようと途中まで出迎
       えた猿田彦大神と、乳房をあらわにした格好で相対して(なぜだ
       〜〜〜???)、後に夫婦になるわけです。
       大山祗命は、後に天孫の妻になる、木花開耶媛命の父親で、山の
       神様です。
       
       それにしても、天照大神が岩戸隠れをしたときも、宇受売神は、
       半裸で踊ったはず。
       服を着ることは、ないんでしょうか。風邪ひくぞぉ・・・。
  住  所:大阪市浪速区稲荷2丁目6
  電話番号:
  ひとこと:古典落語「ぞろぞろ」をご存知ですか?
       さびしい茶店を営む夫婦が、「心を込めてお稲荷さんに祈ってみ
       よう」と、今まで以上に真面目に祈願をして帰りますと、珍しく
       茶店に客が一人。
       お茶を飲んだあと、草履まで買って帰ります。
      「早速ご利益があった」と喜んでおりますと、また、お客が一人。
       同じように草履を所望します。
       が、草履は一足しか用意していなかったため、断ろうとしてふと
       見ると、売ったはずの草履がぶらさがっているではないですか。
       不思議なこともあるものだ・・・と、この草履を売って、ふと同
       じところを見上げると、後から、同じ草履がぞろぞろ・・・とぶ
       らさがる。
       茶店の夫婦は大喜び。お客もありがたがって草履をどんどん買っ
       て帰る。草履はあとからあとから、ぞろぞろ・・・。
       これを見た向かいの床屋さん、お稲荷さんへ行って、
      「私にも茶店と同じご利益を・・・」と祈って、さて、どんなご利
       益があるのかと店へ帰ってみると、客がぎっしり。
      「おぉ、早速ご利益があった。ありがたい。」と、客の頬に剃刀を
       あてて、ひげをすっと剃り落とすと、その後から、ひげがぞろぞ
       ろ・・・。
       
       この落語にでてくるお稲荷さん、これが、この赤手拭稲荷です。

       手水に赤い手ぬぐいがぞろぞろ(ぷぷぷ)かかっています。
       
       これは、一説によると、いつも狐に荷物を盗まれてしまう、堺の
       魚屋、源三が、稲荷さんに赤い手拭を献じて「これ以上、狐に、
       荷物を取られない様に」と祈願したことから始まったとか。
 
       どちらの逸話からも、商売繁盛の霊験あらたかな稲荷神社である
       ことが伺えます。

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