祭 神:桓武天皇 孝明天皇 説 明:桓武天皇の名前を知らない人はいないでしょう。平安京に都 を遷都した天皇です。なくようぐいす平安京なんてのは、歴 史が苦手な私でも知っている語呂合せです。 孝明天皇は、と言いますと、明治天皇の一代前の天皇なわけ です。 ってことは。幕末のややこしい時期に生まれながらも、権力 者になれなかった、哀しい、悲しい天皇なんですね。 しくしく。 名前くらい覚えておいて差し上げましょう。 徳川慶喜がもすこしねばらなければ、権力者になれた天皇! くらいのことはね。 住 所:京都市左京区岡崎西天王町 電話番号:075−761−0221 ひとこと:ワンパターンですが、栞から・・・ 「由緒:英明な桓武天皇は、平城京の規模が小さく、日本の都 として適していないことを察せられ、まず山城国に都をお遷 しになり、さらに最も都に適したところとして、今の平安京 の場所をお選びになりました」 ほっほ〜〜。んじゃば、崇道天皇の怨霊を恐れて・・・とい う伝承は、「真っ赤な嘘」なんですな〜。 平安時代のこの頃には、「御霊信仰」が盛んになっています。 「御霊」っていうのは、所謂、怒れる神様ですね。 菅原道真公とか、崇道天皇とか。謂れのない罪に問われ、悲 憤のうちに亡くなった貴とい方が、祟りまくった時期があっ たんです。 そういう「御霊」は、追号を与えられて、神様にされている ことが多いですが、それは、平安時代以降のことじゃないで しょうか。 それくらい、悲運の皇子が多かったということでもあるんで しょう。もしくは、文化が爛熟してきて、誰かの不幸を自分 のことのように気の毒に思える、土壌ができてきたというこ とかも知れません。 つまり、「御霊」は、人々の豊かな想像力と同情心に裏打ち されていると言うことでしょう。 それが、良いことなのか、悪いことなのか。判断は、皆さん それぞれにお任せしますが、私には、悪いことだとは、思え ないんですけれどね。 だから、栞にも書いたらいいのに。 「崇道天皇の祟りを恐れて、風水的に最高の都を造った」って。 ちっとも悪いことだと思わないんですけどね。