祭 神:滋野貞主命(葛城稚犬養連網田) 木股神 説 明:駒形神社と、葛城大重神社が合祀された神社で、葛城大重神社 の祭神は、滋野貞主命。地元の人の間では、葛城雅犬養連網田 であるといわれているそうです。 また、駒形神社の祭神は、地元では、木股神と言われています が、不詳です。 住 所:奈良県御所市大字楢原字石川1662 電話番号: ひとこと:滋野貞主命は、1000巻に及ぶ大百科辞典「秘府略」・勅撰 漢詩文集「経国集」の編纂者として有名です。 また、薫物の伝方者としても名が通っているようで、風流人、 文人として巨頭だったのでしょうね。7〜8世紀の人物です。 葛城稚犬飼連綱田は、大化の改新で活躍した人物です。 中臣鎌足と、中大兄皇子との連絡役を務め、入鹿に刃を向けた うちの一人にも数えられています。 つまり、全く全く全く!!!!!タイプの違う人物、文人(ぶ んじん)・武人(ぶじん)が祀られているわけです。あと、変 人か、凡人が欲しいところですが・・・。あ、古いですね。失 礼。 さて、次に、木股神なのですが、この神様は、大国主命と、因 幡の八上媛の息子です。 八神媛は、美人の誉れ高く、大国主の兄達もこぞって求婚した のですが、因幡の白兎を助けた優しい大国主命と結婚されます。 しかし!!大国主命の正妻は、素盞鳴尊の娘・須世理媛なので した。しかも、気が強いんだわ。この奥さん。 他の女性が大国主命の側に寄られると、白眼視する・・・んだ そうですね。 そこで、八神媛は、自分達の息子・木股神を木の股に挟んで、 一人寂しく因幡にお帰りになったのです。 大国主命は、美男子で、優しくて、勇ましい性格だということ で、どこに行ってもモテモテだったそうですから、本妻さんは、 焼餅焼きにならざるをえないのかも知れません。 八上媛も、なして、木の股に挟んだだか。 精一杯の嫌味だったのでしょうか。そう考えると悲しいものが ありますね。