祭 神:大炊神・今雄宿禰命 説 明:大炊神・今雄宿禰命とは、小槻山公今雄のこと。 創建は、平城天皇の御代・西暦808年と伝えられます。 今雄宿禰は、第五十五代・文徳天皇の御代・火士官の職を奉じ、 子孫相伝えて宮中に政務を行う。故に官務禰家と称されたそう です。 そして、文徳天皇 仁寿元年(西暦851年)今雄宿禰の勲績 を録し、雄琴の荘を賜ったのだそうです。 住 所:滋賀県大津市雄琴2丁目10−1 電話番号:077−578−2720 ひとこと:祭神・今雄宿禰は、小槻氏。 小槻氏は、垂仁天皇の皇子、意知別命の後裔と伝えられます。 近江国栗太郡小槻発祥、平安時代初期に宿禰を賜り、代々左大 史を世襲し、永万元年隆職の時から壬生氏を名乗り地下家筆頭 とされたのだそうです。 さて、垂仁天皇の皇子には、記紀・旧事本紀全てを見ても、意 知別命という皇子はおられません。 日本書紀では、祖別(おおじわけ)命。母親は苅幡戸辺(かり はたとべ)。三兄弟の長男。 古事記では、落別(おちわけ)の王。母親は苅羽田刀弁(かり ばたとべ)。三兄弟の長男。 旧事本紀では、「おちわけ」と読める皇子は出てきません。 政治家として優れた、今雄宿禰命。 いろんな相談をしてみたい神様です。