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離宮八幡神社

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  祭  神:応神天皇 田心姫命 市杵島姫命 湍津姫命 酒解大神(大山祇神)
  説  明:八幡大神たる、応神天皇。
       スサノオノミコトの娘三人、宗像三女神たる、田心姫命・市杵
       島姫命・湍津姫命。
       山の神様、山津見命(綿津見命に対する)たる、酒解大神。
       バラバラですね。
       血縁も、性格の一致もありゃしません。
       時代を経るにつれて、いろんな神様を併合していったんでしょう。
       この山と水に囲まれた土地柄からして、主祭神たる、応神天皇は、
       後に祭祀された神様ではないかと推察いたします。
  住  所:京都府乙訓郡大山崎町大山崎西谷21−1
  電話番号:075−956−0218
  ひとこと:所謂八幡神社なんですが、この神社には、少し+αがあります。

       この神社の神主が、「長木」という道具で「荏胡麻」を絞って油
       を採り、神社の灯火に用いたことから、室町時代には大山崎の油
       は全国的に広まったんだそうです。
       そして、油売りになるには、油売りの司たる、この八幡神社に許
       可を得ねばならなかったんだそうです。
 
       ふぅ〜〜ん。
       ところで、私は、歴史大の苦手人間ですが、唯一、司馬遼太郎さ
       んの「国盗り」で読んだ斎藤道三だけは、興味を持っています。
       単に油を売るだけではなく、五銭銅貨の穴を通して、升に油を流
       し込んで売るなんていうパフォーマンス・所謂大道芸的要素で、
       顧客を掴んだ、斎藤道三。憧れです(芸人大好きな大阪娘!)。

       そうなると、当然聞きますよねぇ。
      「斎藤道三も、ここで許可を得たんですか?」って。
       宮司さんは、答えました。
      「もちろんです。そんなわけで、司馬遼太郎さんも、私が学生のこ
       ろ(宮司さんは、50代後半のようでしたから、35年くらい前
       でしょうか?)司馬遼太郎さんが勉強に来られてました。
       ほとんど篭りっきりでしたよ」って。
       う〜〜〜。あの、司馬遼太郎さんですよね?
       歴史が大の苦手の私が、司馬遼太郎さんの本で読んだ時代だけは、
       人並みに知識を持てるっていう、あの、「歴史を面白く」描くこ
       とにかけて、大の天才!!「司馬遼太郎」さんをあなたは、生で、
       側で見たのね!!
       
       思わず敵意に満ちた視線を投げつけた私に、「あ、栞は、一部百
       円ですから、欲しければ、買ってくださいね」と、めげずに商魂
       を発揮してくださった宮司さん。
       
       あなたは、多分、斎藤道三の仲間です!!!
       
       私の敵意なんぞ、物の数ではないんでした。完敗〜〜!!

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