祭 神:建御名方富命 八坂刀売命 上毛野君田道命 説 明:建御名方富命・八坂刀売命は、諏訪大社の祭神にして、夫婦 神です。 北海道の開拓には、たくさんの信濃出身の人々がいたため、 自分達の神様、建御名方富命と八坂刀売命をこの地にお祀り したのが始まりだといわれています。 創建は、明治30年。 上毛野君田道命は、旭町の神社の祭神で、昭和17年に、こ の神社に合祀されました。 住 所:北海道札幌市厚別区厚別中央4条3丁目3−3 電話番号:011−892−3085 ひとこと:この神社も「3号さん」から、由緒書きと写真を戴いたので、 紹介させてください。 今回調べて、始めて知ったのですが、日本書紀には、「建御 名方」神は出てこないのです。 建御雷の前に、大国主命と事代主命は、あっさり、葦原中国 を譲ってしまいます。 力持ちの建御名方命が、力比べを挑むのは、古事記と旧事本 紀の中のお話で、建御雷に負けた建御名方は、諏訪まで逃走 し、「この地から出ない」という誓いをして、殺されること は、免れるのです。 おもしろいのは、「この地から出ない」と約束したため、八 百万の神々が出雲に集まると言う神無月でさえ、この神様だ けは、諏訪に留まられるのだそうです。 諏訪も「神無月」ではないのですね。 八坂刀売命は、記紀には登場せず、旧事本紀で、建御名方命 の妻となっています。 さて、最後に上毛野君田道(かみつけのきみたみち)命です。 この神様は、東北地方・北海道で祭祀されている神様です。 崇神天皇の6代目の子孫だと言われ、東北地方の守護神なの だそうです。 開拓人達の神様だったのでしょう。