祭 神:天児屋根命 大歳大神 壷大神 菅原道真公 誉田別尊 説 明:中臣氏の一族である殿来連が、祖先神である天児屋根命を祀 ったのが由緒であるといわれています。 また、この神社建立の年に太政大臣・藤原武智、その子の大 納言仲麻呂(恵美押勝)が、この里に居住した、かほど、藤 原氏とは縁が深いのだそうです。 また、古事記に、 「兔寸河(とのぎがわ)の西に一本の高い樹木があり、その樹 木に朝日が当たれば影は淡路島に及び、夕日があたれば、高 安山を越えた。この樹木は切り倒されて、船となり、その船 を枯野と呼ぶ。この船は壊れた後に燃やすと、多量の塩と、 素晴らしい音を出す琴の材料となった」とあります。 いわゆる巨木伝説ですね。 「枯野」というのは、その巨木の影で、他の植物に太陽が当た らず枯野になったためだという説もあります。 住 所:大阪府高石市取石2丁目14−48 電話番号:0722−71−0553 ひとこと:藤原仲麻呂の別名、恵美押勝って名前は変わっていますね。 どういう意味かといいますと、顔を見ただけで、微笑んでしま うくらい愛しい何にも勝る人・・・。 孝謙天皇が押して改名させたのです。孝謙天皇は、聖武天皇と 光明皇后の娘です。そして忘れてならないのが、弓削道鏡との スキャンダルでしょう。 仲麻呂は、道鏡が出てくるまでは、女帝の一番のお気に入りだ ったわけです。勢力ある藤原家に睨まれた道鏡。かわいそうに。 堺市のあたりは、やたらめったら藤原氏の祖先神・天児屋根命 が祭祀されております。藤原氏が栄えた土地なのでしょう。