祭 神:武角身神 説 明:神武天皇が、熊野から、東征のために、この地に来られ た時に、豪族で偉丈夫の武角身命が、全身黒い衣を纏い、 高い木より木へと飛び移って、宮居の方に天皇を先導し た。その姿が、あたかも八尺もあるような大烏のようだ ったので、天皇はその勲功を賞でて、八咫烏の称号をお 与えになった・・・とあります。 武角身命は鴨氏の祖神にあたります。 また、この神社の絵様は、三足の烏なのだそうです。 住 所:奈良県宇陀郡榛原町高塚字八咫烏 電話番号: ひとこと:上記の説明は、案内板にあった、神社略縁起によります。 古事記によると、八咫烏は、高御産巣日神の使者、 日本書紀によると、天照大神の使者っていうことになっ ちゃってますね(ずっる〜〜〜い)。 烏は、賀茂系の神の使いとして、古来より信仰されてい るんだそうです。 また、熊野三山信仰にある先導烏は、三本足だそうで、 どっかで、混交しちゃったのかも知れません。 烏って、太陽と関係付けられてることが多いんですよ。 ギリシャでは、アポロンの使者だった(でも、嘘吐きで、 嘘がばれたため罰として、もともと銀色だった羽根を真 っ黒にされちゃうんですけどね)し、お茶道具(朝鮮半 島から輸入された意匠のようですが)で、三本足の烏は、 太陽を表します(月は兎です)。 私は、勝手に「太陽で焦げちゃった鳥=黒い鳥=烏」だ と思ってたんですが(う〜〜ん、我ながら陳腐だ)、ど うも、そうではなく、日の出と共に、烏が人家の方へ、 飛来し、日の入りと共に山へ帰って行くためだという説 が有力なようです。 まぁ、そういう理由で、天照大神の使者・・・ってのは、 まぁ、なんとなく、うなずけるかも知れません。(ムム ぅ。)