shigoto

夜都伎神社

yatsugi




  祭  神:武甕槌命 経津主命 天児屋根命 比売大神 
  説  明:所謂、春日四神をお祀りされている神社です。
       が、これ以前に祭祀されていた神については、諸説ある
       ようですが、目を惹くのが、「夜都留伎神」という神様。
      「やつるぎがみ」と読むのでしょう。「やつるぎがみ」=
      「八剣神」だとしたら、八又の大蛇と関係あるのかも知れ
       ません。
  住  所:奈良県天理市乙木町宮前
  電話番号:
  ひとこと:実は、「よとぎ」神社と読んでしまって、ほうほう。となぜ
       か、納得してしまったんですが。
       なぜ、納得したか。

       出雲の阿国のお話しを思い出したからです。
       とは言え、これは挿入話。信憑性は薄いと思ってくださいね。
       出雲の阿国といえば、言わずと知れた、歌舞伎の創始者です。
       彼女は、もともと神社の巫女であったといわれています。

       さて、芸能と言うものは、太古、性の営みと密接に関わって
       いたという説があります。
       芸を見せる女がその晩のお勤めを担当するという。

       乙女であることを要求する巫女職である阿国ですから、それ
       が本当かどうかは分かりません。

       が、「泣き女」という、見知らぬ他人のお葬式に出席し、涙
       を流すという職業がありますよね。

       でも、・・・これは、小説の中だけなのかな?
       つかこうへい氏の「広島に原爆を落とす日」に出てくる「髪
       大佐」は、「泣き女」の家系なんです。そう、 
       葬式に泣きに来て、その晩オトコ達の相手をするという・・
       そんな文化があったのならば、あり得ないことではない、と
       そんなことを考えたりしていたものですから、「よとぎ神社」
       で、妙に納得してしまったのでした。

       ちなみに、イザナミの命が黄泉の国へ行かれたときに、イザ
       ナギがその遺体の御枕部にはらばい、御足方にはらばい、泣
       かれた涙から化生した「泣沢女神」という女神がおられます。
       この神名から、日本にも太古は「泣き女」の文化があったので
       はないか、と想像されるのだそうです。

       実際は、武勲の神社のようですね。
       空気の美しい神社でした。

home 神社のトップに戻ります back