祭 神:猿田彦命 天鈿女命 説 明:境内案内板を転載します。 「『出雲国風土記』神門郡の『波加佐社』と『同波加佐社』を合祀した神社に当たると思われる。 中世以前のことは不明であるが、『雲陽誌』では西神在の頃に『田中明神』と記載してあり、ま た『出雲神社巡拝記』では、『田中大明神、記云波加佐社』と書かれている。 社伝によると『もと本社の東南数十歩の田中にあり、何時の頃にか今の地に移転せり』とある。 昔の神門水海が干拓や湖面低下によって耕地が造成され、この地に住み着いた人々が奉斎した神 社だと思われる。 波加佐神社社務所」 住 所:島根県出雲市西神西町641 電話番号: ひとこと:出雲国風土記にある神社で、スセリヒメが誕生したとされる神西湖の南に位置します。 少し小高い場所ですから、たたら製鉄以前も、このあたりは陸地だったのじゃないかなと思われ ます。 出雲大社のあるあたりは、たたら製鉄のかんな流しによって埋め立てられた土地……ということ は、出雲大社よりも波加佐神社の方が古いのではと思います。 神西湖は、小高い土地に面しており、往古は海だったところでしょう。 周囲の土地を見るに、ちょっとした湾形状だったっぽい……と考えれば、漁場だったのかも。 神西湖はスセリヒメが誕生したとされる湖です。 そうであれば、波加佐神社の本来の祭神は、スセリヒメ関連だったのではないかなと思うのですが、 どうでしょうね?