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羽咋神社

hakui

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  祭  神:磐衝別命 磐城別王命 弟苅羽田刀弁命 道反大神 
  説  明:平成祭データからご由緒を引用します。
      「磐衝別命、父君垂仁天皇の詔のまにまに羽咋に居を構え、農耕指導を中心に
       人民を愛撫し給い、その御子磐城別王命羽咋の国造となり、父の志を継ぎ善
       政をしき給えば、死後磐衝別命の母君弟苅羽田辨命と併せ、社殿を造り産土
       大神と斉奉り羽咋神社と称す。
       延喜式に登史され、明治十四年県社に列し、大正六年九月二十七日御祭神の
       両墓所宮内省より御治定、翌七年五月二十日聖旨により当社之金四千百円也
       る御下賜、同年十月二十三日東久邇宮殿下親しく幣帛を奠め王串を捧げられ
       る。
       七塚、例祭日の唐戸山神事大相撲等祭神に関する伝説多し。」
  住  所:石川県羽咋市川原町エ164
  電話番号:
  ひとこと:七塚とは、羽咋神社のご祭神である石衝別命、そのお妃の三足比当ス、そし
       てその子の石城別王にまつわる塚とされています。
       すべてまわることはできませんでしたが、「大塚」は別名御陵山といい、石
       衝別命のお墓と伝わり、大谷塚は石城別王の墓、姫塚は三足比唐フ墓だとさ
       れています。
       
       その他、宝塚は石衝別命の遺品、剣塚は剣、痛子塚は名は残されていません
       が、石衝別命と三足比唐フ娘の墓だとか。
       
       でも一番面白いのは、摂社少彦名神社の境内にある水犬塚でしょう。
       この案内板も転記しましょう。
      「水犬塚(三犬塚・薬師塚)
       羽咋七塚の一つ。石衝別命(羽咋神社のご祭神)が滝崎に棲む怪鳥を射ち落
       された時、命に従って来た白、黒、斑の三匹の犬が怪鳥の羽を喰えて噛み殺
       しました。羽喰(羽咋)の地名はこれから起こったと伝えられています。
       この古墳は三匹の犬と怪鳥のお墓だそうですが、削られているため、もとの
       大きさはわかりません。別名を焼くし塚と言うのは古墳の上の少彦名社の御
       神体が薬師如来であったためであり、入り口の井戸の『薬師の水』は病気に
       効くと信じられています」
      「犬塚と薬師町
       古来『羽咋の七塚』と云って、羽咋神社に祀る磐衝別命にまつわり深い七ツ
       の古墳がある。この処がその一ツで、犬塚と云い伝えている。
       命、怪鳥が田畑を荒らして住民が困っていると聞かれ、弓矢を手取りこの怪
       鳥を射落された時に、お供をしていた犬が怪鳥と死闘のすえ、羽を喰えて命
       の前に現れ力尽き死んだ。
       住民、犬の霊を慰めようとこの地に亡骸を埋め犬塚と云い、中古この嶺上に
       社を建て、少彦名神を祀った。この犬が『羽を喰う』から『羽喰』『羽咋』
       と云う地名が生れたとの伝承から、この地が羽咋の発祥地と云える。
       本念寺が現在地に建立されて、少彦名神は薬師如来の再来と云う神仏混淆思
       想の本時垂迹説により、この社に薬師如来が安置され、神仏の恵を敬い、喜
       び奉る人々寄り集り、安住の地、薬師の里と称して現在にいたっている」
       
       犬が化け猿を退治する話は各地にありますが、化け鳥は珍しい。
       
       田畑を荒らす鳥……。
       確かに、烏は困りものなんですけどね(^^ゞ
       犬が相討ちになるような巨大な鳥ってなんでしょう?
       
       すごく気になります。
       
       でもね〜。
       私がもっとも気になるのは、桃太郎の犬ですよ。
       
       ある時は猿を退治し。
       ある時は鳥を退治し。
       でもある時は、共に戦わねばならないという。
       
       引き裂かれるわぁ(^^ゞ

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