祭　　神：尾治針名根連命
　　　　　　　伊邪那岐命　菊理姫命　大己貴命　玉姫命　建筒草命　建稲種命　建多乎利命　 大荒田命　尾綱根命
　　説　　明：案内板を引用します。
　　　　　　「当神社は延喜式神名帳所載の式内社で本国貞治本には従一位針綱明神又同元亀本には正一位針
　　　　　　　綱明神とあり、太古よりこの犬山峯に鎮座せられ、東海鎮護、水産拓殖、五穀豊穣、厄除け、
　　　　　　　安産、延命長寿の神として古来より神威顕著にして士農工商の崇敬殊に厚く、白山大明神と称
　　　　　　　えられ濃尾の総鎮守でありました。
　　　　　　　中古織田信康公内木の下城を社地に移築せんと後奈良天皇の宣旨を蒙り、天文六年八月二十八
　　　　　　　日市内白山平に遷座し奉りました。その後六十九年を経た慶長十一年四月八日更に市内名栗町
　　　　　　　に遷座し奉り、城主成瀬氏代々の祈願所でありました。明治維新後の明治十五年九月二十八日
　　　　　　　名栗町の座地より天文六年迄座地であった現在地に御遷座になり、戦前は県社とし、戦後は宗
　　　　　　　教法人針綱神社（終わり五社の一つ）として近隣の崇敬を集めています」
　　住　　所：愛知県犬山市大字犬山字北古券６５‐１
　　電話番号：
　　ひとこと：犬山城のすぐ近隣に鎮座する神社です。
　　　　　　　ということはつまり、城主の崇敬も篤かったということでしょう。
　　　　　　　
　　　　　　　犬山城は現存12天守の一つで、国宝指定されていますが、天守の最上階に外廊が張り巡らされ
　　　　　　　ており、入場者はそこを歩くことができます。
　　　　　　　でも、手すりが低くてむちゃくちゃ怖い……。
　　　　　　　
　　　　　　　それはともかく、主祭神の尾治針名根連命は、おわりはりなねのみことと読みますから、尾張
　　　　　　　氏の祖神なのでしょうね。
　　　　　　　
　　　　　　　尾張氏がどういった氏族なのかは謎が多いように感じるんですけども、その祖神の鎮まった場
　　　　　　　所が「犬山」というのは興味深い。
　　　　　　　犬というと狩人を連想しちゃうんだけど、どうなんでしょう。
　　　　　　　しかし、現在では「犬＝安産」の印象なのか、安産祈願で訪れる人が多いようです。