祭 神:天日方奇日方命 (合祀)大國主命 天兒屋根命 譽田別命 大山津見命 市杵嶋姫命 火産靈神 説 明:境内案内板から転載します 「この神社は石樽南の氏神さまとして、古来より『山王さん』と呼ばれて、崇敬されてまいりまし た。 昭和二十七年八月に建立された、入口の大きな石の鳥居をくぐりますと、長さに百メートルに及 ぶ賛同があり、巨樹が天を仰ぎ、社殿も又、天然の社叢におおわれ、神域は神々しく、いなべ市 内においては屈指の古社の趣があるといわれています。 境内の北より南に流れる小川には石のそり橋(太古橋)がかかり、その手前の灯篭は、大安町最 古のものであるといわれています。 拝殿前の手洗い石は、大将の御大典を記念して、字尾の井平(雨乞い地蔵さんの北西あたり)か ら、氏子の方々が人力で音頭をとりながら、何日もかけて曳いたと言われております。 又、その右側には山の神の神号石が移されています。 平安時代の前期醍醐天皇延喜五年に成立した、延喜式律令の神名帳に『朝明郡二十四座の内に石 部神社二座』と記載されている、いわゆる延喜式内社で、依頼長居歴史を刻んでおります。 明治三十九年に建てられた鳥居の前の大きな石碑はこのことを示しております。 この地はもと朝明郡で、員弁郡となったのは、鎌倉時代以後で、古くは石部(いそべ)と訓じ、石 部公の遠祖である子孫が石材の産地である石榑(いしぐれ)の地に須見、その祖神である『天日方 奇日方命』と『大物主命』を祀ったのであります。 江戸時代には『山王権現』と呼ばれていたそうですが、今通称になっている『山王さん』は、この 山王権現に由来しています。 明治四十二年一月二十五・二十六西hに、次の諸社を石部神社に合祀しました。 春日神社(天児屋根命・石榑南淵1009-1010鎮座) 八幡神社(誉田別命・石榑南西八幡632鎮座) 火産霊命・石榑南北一式469鎮座 厳島社(市杵島姫命・石榑南大門1-391鎮座) 山神社(石榑南前林1718鎮座) 山神社(石榑南南出口836鎮座) 山神社(石榑南南山の田1158鎮座) 山神社(石榑南千坪1874-1911鎮座) 山神社(石榑南忠内2019鎮座) 合祀に伴って、他神社で行われていた『やほ松明』や、『左義長』などは、現在行われていません。 しかし、『とんど』は当石部神社の火祭りとして、『こども会』を中心に、毎年一月六日に引き続 いて盛大に行われています。 終戦後、社格は廃止されて、宗教法人となり、神社本庁に属して教に至っております。 平静二十六年四月」 住 所:三重県いなべ市大安町石榑南2017 電話番号: ひとこと:通り掛かりで。 「いそべ」だったというのが気になりますね。 「いそ」にはひっかかるんです……。