祭 神:天日方奇日方命 説 明:案内板を転記します。 「礒部神社社叢 氷見市指定天然記念物 昭和四七年四月一五日 礒部神社は、延喜式神名帳に記載された式内社に比定される古社で、祭神は 磯部氏の祖神天日方奇日方命を祀る。 磯部神社社叢は、標高約一〇〇メートルに位置し、常緑樹の多い森で、高木 層としては、西から北側の斜面には常緑広葉樹のウラジロガシが優占し、中 央部の社殿に向かう参道を行くと大きなスギが立ち並ぶ。また社殿より上部 にはユズリハとモミの大木がある。 社叢の高木層以外の主な構成種は、低木層はヒメアオキ、ヤブツバキ、ヤツ デ、シロダモ、草本層はベニシダ、ヤブコウジ、トキワイカリソウである。 社叢の西向きの正面部分には大きなフジが高木にからみつき、花期には紫色 の長い花序を垂れたフジの花が、社叢前面を覆うように広がる。」 住 所:富山県氷見市磯辺1045 電話番号: ひとこと:旅行中、前を通りがかった神社です。 「いそ」という音は、すごく気になっています 静御前の生まれた「磯」。 その母、磯野禅尼。 海から離れていても「磯」と名付けられた地名はたくさんありますし、「石 生」と書いて「いそ」と読ませる場合も。 磯部氏は記紀に登場する氏族ではなく、その祖神とされる天日方奇日方命は、 先代旧事本紀で、「事代主と活玉依媛の子」とされている神です。 媛蹈鞴五十鈴媛の兄ですから、美形だったでしょうね。 事代主は釣り好きですから、磯と深く関連づけられる理由はわかりますが。 なんとも気になっているのです。