祭 神:大山咋命 天照皇大神 大己貴命 説 明:境内案内板から引用します 「通称を六所宮。 末社は、 拝殿右に、拝殿側から業平社、蚕神社、天神社。 参道左側に、本殿側から吉備明神、新羅明神、大歳神、子安明神」 住 所:山梨県塩山市小屋敷2256 電話番号: ひとこと:角川書店の『日本の伝説』によれば、ここには興味深い伝説が残されています。 「塩山市松里の郷社松尾神社は六所大神ともいう式社で、ここに借生檜という話しがある。六所明神が来た時、 地主の松尾神から土地一尺(約30センチ)を借りて、そこへ檜苗を限りなく広く植え付けた。松尾神が『土地 は一尺貸しただけなのに、なんでそんなに多くの木を植えるのか』と問うと、六所神が答えて『土地一尺を借 りたんは土中の深さをいうのであって、面積のことは何も定めていない。こんな小さな苗木は飢えても差し支 えあるまい』といったという」 春日の主様と建御雷の話に酷似していますよね。 同曲の伝説は、高良大社にもありました。 侵略者に土地を奪われた歴史を残すのでしょうかね……。 興味深いのは、「松尾」と「蚕」。どちらも秦氏を思わせますよね。 皇極天皇の時代、富士川あたりで、常世虫を商う商人がいて、秦河勝がこらしめたというエピソードがありま すから、この辺りまで秦氏の勢力範囲が及んでいたのかもしれませんね。