祭 神:美尼布命 倉稻魂命 天穗日命 (配祀)保食命 稚産靈命 (合祀)天神地祇 伊弉諾命 伊弉册命 素盞嗚命 説 明:平成祭データからご由緒を転載します。 「一の鳥居は湯谷、二の鳥居は伏拝み、三の鳥居は宮前と伝えられ、後山の徳原さんには奥宮の米持 神社が祭られています。菅原道真公の延喜の時(九二七年)、大化改新(六四五年)による律令制 度が式に整えられました。この式の中の神名帳に面沼神があり(式内社)、山陰道の駅名として面 治駅があるのです。 温泉郷一宮、二方総社の面沼神には春と秋、国からお供えの列が参りました。奉幣といい、国幣の 宮だったのです。中近世、神さまは「めしの宮」、「明持大明神」「米持大明神」と、いろいろに 云われました。そして、弘化四年(一八四七年)四月には温泉庄一八ケ村の村人によって創立 千二百年祭が三日間にわたって祝われております。 明治になり、面沼神社と改称された宮は、郷社格が六年(一八七三年)にあり、神饌幣帛供進神社 として、大正四年(一九一五年)指定がありました。 但馬の七不思議の一つ、雪の中を境内の女奴池で茗荷が摘まれ、神に捧げられる。古来、人々その 芽を見て年の吉凶を占う。また、当日は裸参りが行なわれるが、風邪をひくこともなく命延びると 云い伝えられている。「命賀メデタヤ、富貴ハンジョウ」、茗荷を拝して健康と富を頂くお祭りで す。」 住 所:兵庫県美方郡新温泉町竹田1 電話番号: ひとこと:社名のよみは「めぬま」。 祭神の美尼布命も「みぬめ」と読めますし、いわゆる「水の女」である「みぬめ」に通じるのかな と思います。 茗荷は「妹う香」。 「兄う香」たる生姜とは対になる植物です。 妹背(兄)。つまり夫婦ですね。 茗荷は妹の……女性らしい香りの植物なのです。 でも、雪の中で摘むというのだから、茗荷の根でしょうか? いわゆる花芽が出るのは初夏ですもんね。 「池のそばの茗荷」と「水の女(みぬめ)」ってのは、なんかいいなと感じる神社です。