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祭 神:二上神 説 明:境内案内板を転載します。 「吾が郷土鮎河は、古昔を尋ねるに荒漠たる原野にて、猛獸毒蛇が多く生息し、その被害にて人命を失い絶家するもの あり住民も極減するに至れり。こゝに於て、これは神のご加護に頼る外なしとして、村人達念じたる処、そのご神德 現れ、野州の御上神社に奉仕する三上三郎氏なるもの、猟犬二頭を引きつれて、この地に現れ、村人の哀願により悪 獣を退治し、人命を助け、この地を守護し給へり。 村人はこのご神徳と勇武に尊敬感謝し、三上三郎殿の奉仕せる御上神社の御祭神、天御影命、元正天皇に三上三郎殿 の御霊魂を併せ祭祀し、村の守護神として、永くそのご神徳を崇敬奉賛するもの也。 現在の社殿は享保八年(西暦一七二四年)の造営にして、村内六神社明治四十二年十二月十六日三上六所神社に合祀す」 住 所:滋賀県甲賀市土山町鮎河605 電話番号: ひとこと:その昔、ここ鮎河は、御上神社となんらかの関係があったということなのでしょうけれど、御上神社といえば、俵藤 太いの物語では、百足が巻き付いていたとされる山。 この百足に苦しめられた竜神が、俵藤太に助けを求めたという話でした。 この百足は矢じりを跳ね返すほどの硬い皮膚(?)を持っていましたが、俵藤太が唾をつけた矢じりを射ると、その 皮膚を貫き通したといいます。 百足は平将門の暗喩とされますが、なぜ彼が御神山を本拠地とするような表現になっているのか……。 そして、鮎河の伝説では、御神神社の神犬が、鮎河を苦しめる悪賊を退治したということでしょうか。 鮎河は千本桜が有名なようですが、時期がずれていて、見れませんでした。残念。