祭 神:一之御殿:八幡大神(応神天皇) 二之御殿:比売大神(多岐津姫命、市杵島姫命、多紀理姫命) 三之御殿:神功皇后(息長帯姫命) 説 明:ご由緒書を引用します。 「宗像大社は、皇室の御先祖であられます天照大御神の三柱の姫神様をお祀りしています。 沖津宮には田心姫神、中津宮には※たぎ津姫神、辺津宮には市杵島姫神がそれぞれお祀りされて います。この三宮を総称して宗像大社と申し上げます。 日本最古の歴史書といわれる『日本書紀』には、宗像三女神が中国大陸や朝鮮半島に最も近く、 外国との貿易や進んだ文化の受け入れの窓口として、重要な位置にあるこの宗像の地に降臨され、 お祀りされるようになったと記されております。 宗像大神は、またのお名前を『道主貴』と申し上げます。『貴』とは神に対する最も尊い呼び名 で、「最高の道の神」であるとも日本書紀には記されております。 特に沖津宮がお祀りされている沖ノ島は、九州と朝鮮半島とを結ぶ玄界灘のほぼ中央に位置し、 昭和二十九年以来三次に亘る沖ノ島学術調査によって発見された十万点にのおぼる貴重な神宝は、 当時大和朝廷より厳かな祭が斎行されていた事実を物語っており、その内容や規模の大きさから、 沖ノ島は『海の正倉院』と言われ、現在でも古代からの風習が守り続けられている「神の島」で あります。 このように宗像大社は古い歴史と由緒のある神社であり、国民を導く神、また交通安全の最高の 守護神として人々から篤く崇敬され、宗像大神をお祀りする神社は全国に六千余社ありますが、 当大社はその総本宮であります。」 住 所:福岡県宗像市田島2331 電話番号:0940‐62‐1311 ひとこと:特筆したいのは、宗像三女神が、「天照大神の姫」と伝えられていること。 通常、宗像三女神は、天照大神と素戔嗚の誓約により生まれた神で、須佐男神の姫とされてい ます。 そりゃそうですよね。 現在の皇室はこのとき生まれた男神の一柱、忍穂耳命につながりますから。 もし、女神たちが天照大神の娘ならば、男神たちは素戔嗚の息子ということに。 素戔嗚はなんといっても「天罪」の大罪を犯した罪人でもあるわけで、皇室の祖先というのは よくないのでしょうね。 まぁ私は、素戔嗚のが好きですけど(笑) 私が参拝した日は残念ながら雨で、海の向こうは見えず。 昔の人は、どんな思いで沖ノ島から朝鮮半島をみていたのでしょうね。